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ホンダ(アキュラ)が最高級SUV、MDXに「NSXと同じ工場で、NSX生産スタッフが組み立てる、NSX風の」PCMエディション追加

2019/11/16

| 限定330台、けっこうなプレミア感が感じられる |

アキュラ(ホンダ)がロサンゼルス・オートショーにて「MDX PMCエディション」を発表する、と予告。
アキュラMDXは現行モデルで「3代目」に突入する人気SUVですが、アキュラのSUVラインアップではRDXの上に位置し、もっとも高価な価格設定(44,400ドル〜)を持っています。※車名は”Multi-Dimension-X”が由来

初代MDXのみ、2003年に日本国内にて(ホンダブランドから)販売されていたものの、何を思ったかアメリカでの最上級グレードを日本に導入したために価格が高くなってしまい(485〜525万円)、ホンダの客層とまったくかけはなれたクルマになったのでディーラーも「どうやって売ったらいいのかわからなかった」不遇のモデル。
当時、その妙に未来的でアメリカンなルックスに惹かれて「いっちょ買うか」とホンダディーラーを訪問するも、ホンダディーラーの人から「本当に買うんですか?500万円ですよ・・・?」と言われ(単にディーラー側は、当時500万円のSUVを買う人がいるということが信じられなかった)、結局は買わずじまい。

すでに「PCM」シリーズはTLXが追加済み

そんなアキュラMDXですが、生産は初代と二代目がカナダ、現行モデルは米国。
今回発表されたMDX PMCエディションは、NSXを生産するオハイオのPMC=Performance Manufacturing Center(パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター)にてNSXを組み立てているスタッフが「ハンドビルト」するというもの。
すでに同様の試みはアキュラのセダン、TLX PCMエディションにてなされており、つまりはこの評判が良かったということなのかもしれません。

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ベースとなるのは装備の充実したMDX「アドバンストパッケージ」。
標準装備としてシートヒーター/ベンチレーター、2列めシートヒーター、ステアリングホイールヒーター、10スピーカー・プレミアムオーディオ、パーキングセンサー、レインセンサーワイパー、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート等が装備されています。

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ボディカラーはNSXにも採用されるバレンシアレッドパールが採用され、フロントグリル、ホイール、テールパイプ、ルーフ、ウインドウモール、ドアミラーなどは「ブラック」仕上げ。

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搭載されるエンジンは3.5リッターV6、出力は290馬力。
トランスミッションは9速AT、そしてNSX同様のSH-AWDが搭載されています。

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ずらりと並ぶ「PCMエディション」。
NSXを注文すると、このオハイオ工場の見学ツアーに(有料で)参加できたりするそうですが、日本からはイメージしにくいものの、現地では「PCM」というとひとつのブランドのようなものかもしれません。

なお、GMも工場見学ツアーを広く受け付けており、オーナーの場合は(追加料金にて)工場スタッフ指導のもと、自分のクルマの一部を組み立てできるというオプションも。
こういったところはやはりクルマ文化を楽しむアメリカならではで、より自分のクルマに愛着が湧きそうですね。

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アキュラMDX PCMエディションのインテリアはこうなっている

インテリアはエクステリアと対象的に、ブラックをベースにレッドのアクセント。
メリノレザーがふんだんに使用され、アルカンターラそしてレッドステッチがアクセントとして使用されています。

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ステアリングホイール、フロアマットは「Aスペック」。

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センターコンソールには限定モデルであることを示すプレート付き。
限定台数は330台に絞られ、300台はアメリカ国内、30台がカナダに振り分けられる、とのこと。
価格については現在非公開ですが、6万ドル半ばになるだろうと言われており、つまり「ベースモデルに比べてかなり高価」ということになりますね。

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