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あの「走る化石」ラーダ・ニーヴァに2020年モデル登場!内外装はほぼ一緒、しかし「フェイスリフト」扱い、そして名称は「4×4」に変更

2020/01/02

| 価格が安ければちょっと欲しいクルマのひとつ |

1977年の登場以来、モデルチェンジを受けずに42年も製造されているラーダ・ニーヴァ。
今回2020年モデルを発表するとともに、「ニーヴァ」の名称を「4×4」へ改める、と発表しています。
なお、今回ラーダは2020年モデル発表に際して「フェイスリフト」と称しているものの、内容の変更は実に微妙。
見た目は殆ど変わらず、しかし追加された新グレード「アーバン(Urban)」のフロントバンパーがロックガード風になったり、バンパー内にフォグランプが埋め込まれるようになったくらい。

新型ニーヴァ、改4X4はこう変わった

エンジンは1.7リッター自然吸気/83馬力、トランスミッションは5速マニュアル。
駆動方式はトランスファーを備える4WDで、0-100km/h加速はなんと17秒(これは40年前とあまり変わらないのかも)。
ちなみに最高速は142km/hとのこと。

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なお、インテリアの変更も「ほぼ無し」で、エアコン吹出口がちょっと大きくなり、その中身(コントロールユニット)がアップデートされたくらい。
そのほかはグローブボックスが大きくなったり、ようやくカップホルダーがセンタートンネルに装備されたりという細かな配慮も見られます。

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ちなみにシートの設計が変更になり、快適性が増したほか「折りたたみ機構の信頼性が増した(以前はどれだけヤバかったのか気になる)」。
加えてシートヒーターやパワーウインドウといった近代装備も選べるようになっています。

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この2020年モデル「ラーダ・ニーヴァ」あらため「ラーダ4X4」の価格は今のところ発表されていないものの、ラーダによれば、「このクルマはロシアの自動車市場においてもっとも安価なクルマのひとつで、もっとも有名なクルマでもある」とのこと。

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ラーダ・ニーヴァとは?

ラーダ・ニーヴァはロシアの自動車メーカー、アフトヴァースが製造するクルマ。
初登場は1977年で(メルセデス・ベンツGクラスとほぼ同時期)、センターデフロックを有する本格オフローダーとして知られ、現代に至るまでモデルチェンジせず継続生産されていることでも知られます。

その構造が非常に簡素なこともあり、現地では120万円程度で購入できるとされ、修理の容易さ、価格の安さで支持を集めているクルマ。
日本でも並行輸入ショップなどで入手が可能ですが、マニア人気の高いクルマで、希少という付加価値もあって(現在はカーセンサーに3台しか登録がない)その価格は日本だと300万円前後くらい。

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実際になんどか目にしたことがあり、「意外とデカいな」という印象ですが、実際のボディサイズは全長3720ミリ、全幅1680ミリ、全高1640ミリ、とけっこうコンパクト。
車体重量は1280kg程度だそうです。

なお、生産開始40周年の2017年には「アニバーサリーモデル」も登場していますね(やはり今回の2020年モデルと見た目がほとんど変わらない)。

40年間変わらないスタイルで生産された「ラーダ・ニーヴァ」にアニバーサリーモデル登場

【競売】40年以上生産されるロシアの国民車「ラーダ・ニーヴァ」パリダカ参戦車両が発見される。予想では1100万円

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