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今こそフランク・ミュラー。ラインナップ充実の「ヴァンガード」はどうだ

2017/07/12

最近人気のフランク・ミュラー「ヴァンガード」。
これはフランク・ミュラーお得意のトノー型を「ラグレス構造(ストラップがケースの中に入っている)」にしたもので、またこれまでとは異なるカクカクしたアラビア数字のインデックス(しかも”枠”で立体的に)が特徴。

フランク・ミュラーというと「ブレゲの再来」とまで言われる天才時計師ではあるものの、その奇抜な製品(腕時計)の外観からクレイジーアワーズ登場時に「妙な」流行り方をしてしまい、それがためになんとなく「手を出しづらく」なってしまったブランド。

その「妙な」流行りに乗っかったと思われるのが嫌だったわけですが、とにかく今まで手を出さなかった(むしろ避けていた)ブランドでもあります。

フランク・ミュラーの腕時計について、形状としては「トノー型(フランク・ミュラーのサイトでは”トノウ型”と表記)」がほとんどで、これはもはやブランドのアイコンとも言える形状。
この「トノー型」をメインに展開する腕時計ブランドは少なく、ほかだとリシャール・ミル、クストスあたりで、しかも両者とも「非常に高価」。

なお、ぼくが持っているものでトノー型というとベル&ロスの「BR-02」のみ。
なおトノー型は一見するとクラシカルに見えるものの腕に巻くと意外とスポーティーで、ぼくのなかではけっこう高評価。

Bell&Ross BR-02

そんな状況の中で登場した「ヴァンガード」シリーズですが、これまでのフランクミュラーっぽいフォントや色使いではなく、非常にシンプルなデザインを持っており、しかし非常にダイナミックな印象があります。

フランク・ミュラーの「妙な」流行り方も一段落しており、かつ見た目が「フランク・ミュラーっぽくない」ので今が「初フランク」に挑戦するにはいいタイミングなのかもしれません。

なおフランク・ミュラーの腕時計は並行輸入品だと「かなり」安く購入することができ、40~50%引きで販売されている場合も。
ただ、フランク・ミュラーは並行品のオーバーホールを受け付けないので、何かあったときは販売店に依頼するより無く、並行輸入品といえどもちゃんとした販売店で購入する必要がありそうです。

ここでざっと気になるモデルをチェックしてみましょう。

ホワイトのストラップにブラックのケースを採用する「V45 SCDTGLACIER ACGL(¥1,188,000)」。
シンプルですが立体感があり、実物を見るとかなり手の込んだ作りであることがわかります。
新品で60万円台、中古だと40万円台から探すことができ、「この腕時計が40万円台で購入できるとは」と驚かせるほどの出来だと思います。

次いでポリッシュケースにホワイトストラップ、白文字盤の「V45 SCDT ACBC(¥1,080,000)」。
相当に爽やかなモデルですが、「似合う似合わない」という問題があり、試着は必須(白い腕時計、というのはかなり人やファッションを選ぶ)。

そしてカーボンケースの「V45 SCDT CARBONNR(¥1,728,000)」。
鍛造カーボンのようなケースですが、「真っ黒」なのが良いですね(自分的にはこれが一番似合いそうではある)。

ポリッシュケースに黒文字盤の「V45 SCDT AC(¥1,080,000)」。
ちょっと(というかかなり)ドレッシーな印象ですね。

相当なインパクトを持つゴールドケースの(V45 SCDT 5N「¥2,430,000)」。
正直言うとゴールドモデルが欲しいとは思いますが、金額が高いということ、そしてこの「ポリッシュゴールド」ケースは傷が気になって実際に使うことがためらわれるだろう、と考えています。

クロノグラフの「V45 CCDT ACNR(¥1,998,000)」。
クロノグラフになると一気に価格が高くなりますが、トノー型の腕時計はその文字盤の形状に起因してか「クロノグラフとの相性がイマイチ」という(個人的)印象。
トノー型ケースは縦方向に長いのでプッシュボタンを大きく取ることができ、デザイン的なアクセントにできるというメリットもあるものの、3針のほうがバランスが良いのかもしれません。
ぼくは基本的に「(使い方を知らないのに)クロノグラフ好き」ではありますが、ヴァンガードだと3針のほうに魅力を感じます。

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