BMWのチューンで有名なACシュニッツァーがカスタムしたM235iがニュルブルクリンクにて7:25,8を記録し、その様子を動画で公開しています。
これは「ACL2」と名づけられたもので、エクステリアはもちろんドライブトレーンにまでハードチューンが施され、実に570馬力を発生するモンスターマシン。
ACシュニッツァーがBMW235iベースのACL2公開。独自のセンスがナイス
M235iはM2よりもベース価格が安価なことでチューナーに人気があり、チューニングしたときのコストパフォーマンスの高さでは定評のある車(日本には未導入)。
今回の7:25,8については、チューニングカーではあるものの「公道走行が可能なBMWではニュルブルクリンク最速」だとACシュニッツァーが述べており、ニュルブルクリンクのタイムはやはりメーカーやチューナーの実力を示す指標としては「定番」のようですね(ニュルブルクリンクでのアタックは事故を受けて一時期禁止されていたものの、現在は再び解禁されている)。
ACL2はワイドフェンダー、巨大なリアウイング、フロントスプリッター、カナード、ディフューザーなど「見るからに速そう」で、そして今回のタイムを見ると「見た目」だけではなく実際に速かった、ということに。
なお最高速度は時速330キロ(リミッター作動)、0-100キロ加速は3.9秒。
リアシートを取り払うなど軽量化にも余念がなく、加速性能や最高速よりも「コーナリング」「ハンドリング」を重視下モデルだと言えますね。
なお「7:25」は現在のニュルブルクリンクの「市販車」ランキングだと25位くらいに相当。
BMW「純正」での最速モデル、M4GTSが7:28,88なので、今回のACL2が叩き出した7:25,8は相当に速いタイム、と言ってよさそうです。↓以下、現在のところのニュルブルクリンク周回タイム15-30位
16.フェラーリ488GTB 7:21,63(2016)
17.ダッジ・ヴァイパーACR 7:22.01(2009)
18.シボレー・コルベット ZO6(1265万円) 7:22,68(2011)
19.グンペルト・アポロ・スポーツ 7:24.00(2007)
20.日産GT-R 7:24.22(2011)
21.マセラティMC12 7:24.27(2004)
22.パガーニ・ゾンダ・クラブスポーツ 7:24.44(2005)
23.ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4(4317万円) 7:25.00(2011)
24.フェラーリ エンツォ 7:25.21(2002)
25.KTM X-BOW R 7:25.72(2012)
26.メルセデスSLS AMGブラックシリーズ 7:26.40(2014)
27.日産GT-R 7:26.70(2008)
28.ポルシェ911GT3RS 4.0 7:27.00(2011)
29.BMW M4 GTS(1950万円)7:27.88(2016)
30.フェラーリ458イタリア(2920万円) 7:28.00(2009)
ACシュニッツァーがBMW M235iをベースにした「ACL2」を公開。
実車はジュネーブにて発表するそうですが、まずは画像でのアンヴェールです。
外観についてはドアとルーフ以外にはすべて手が入るほどのハードチューンですが、独自のセンスで非常にうまくカスタムされていますね。
カーボン製のカナードやリアウイングの翼端も厚みがあって角が丸くなるなど他ではあまり見られない仕上げとなっています。
ボディカラーはミリタリーっぽいグリーンですがよく似合っており、内装に使用される部位などもなかなかナイス。