マツダがロータリーエンジン搭載の新型スポーツカー「RX-9」を東京モーターショーに出展する、というウワサ(画像はヴィジョンRX)。
完全に「ウワサ」レベルなので真偽は不明ですが、スタイリングがRX-9に似たものとなり、新しく特許を取得したロータリーエンジンを搭載する、と言われます。
出力は400馬力を超え重量は1350キロと軽量で、これが事実ならば相当なポテンシャルを秘めていると言えそうですね。
なお価格についても話が出ており、「マツダ史上もっとも高価な」車になると言われ(コスモを超えるのか・・・)900万円から1100万円ほどになる、というウワサ。
なお今年は初代「コスモ」から数えてロータリーエンジン50周年となり、なんらかの動きがあるのではと言われているものの、日産GT-Rと同じ価格で出力が低いのは(市販されたとしても)なかなかに受け入れられないのかもしれません。
ロータリーエンジン搭載スポーツカーにおいては、マツダ関係者の発言でも複数の方向性があり、北米マツダの重役は「ロータリーエンジン搭載スポーツカー復活」と語る一方、マツダ本社(日本)の社長は「ロータリーエンジン搭載スポーツは”無い”」、取締役は「ロータリー復活はあるがレンジエクステンダーとして」という見解を述べています。
今回のウワサでは「ハイブリッド」ということではないので、ロータリーエンジンをそのまま動力源としたものと考えられますが、となるとマツダ本社の話とは相違もあり、もし「展示されたとしても」これはコンセプトモデル、もしくは「50週年記念のお祝い」で終わり、実際は将来的に登場するであろう「ロータリーエンジン+モーター」を持つハイブリッドカーへと繋がるのかもしれません(ロータリーエンジンも動力として活用するのかレンジエクステンダーのみとして使用するのかは不明ですが)。
いずれにせよ、ロータリーエンジンはメルセデス・ベンツはじめ多くのメーカーが「実用化できなかった」エンジンであり、現在ではマツダ固有の資産、とも言えます。
その意味ではこれを活用しない手はなく、何らかの方法でロータリーエンジンの復活はありそうですね。
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