| オーナーは同じ仕様のロールスロイスも発注 |
マクラーレンがモンタレー・カーウィーク期間中に催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスにて、ピンクのようなパープルのようなボディカラーを持つ720Sのカスタム車両「Concept Lawn」を公開。
※"Lawn"は一般に芝生という意味ですが、他にも意味があるのかもしれない
なお、このマクラーレン720Sはアメリカの富豪であるフックス氏がオーダーしたもので、ボディカラーは同氏オリジナルの「Fux Fuchsia」。
"Fuchsia(フクシア)"は樹木の種類で、赤紫色の花を咲かせることで知られ、まさにその色をカラー名にした、というところだと思います。
このフックス氏は以前にもロールスロイスを特別仕様にてオーダーしており、その際のボディカラーは「フックス・ブルー」。
ただし内装は今回のマクラーレン720Sと同じ「ホワイト」ですね。
マクラーレンはこういった顧客の要望に応えるカスタムを早い時期から行なっており、MSO=マクラーレン・スペシャル・オペレーションズにてこういったカスタムを作成。
P1に至ってはこのMSO利用率が70%に至るとしており、相当な収入源となっていることも想像できます。
加えてマクラーレンによると、こういったカスタムは「当たり前」となりつつあって、顧客は「差別化」を求めている、ともしていますね。
今回のマクラーレン720S「コンセプト・ローン」発表に当たってもマクラーレンは「顧客の要望に応えることは我々にとってチャレンジであり、しかし予想を超える仕上がりを提供する」と述べており、実際にこれまでも他メーカーでは到底行わないような複雑な塗装、高価な素材の使用(時には金箔まで)含め、ハイパフォーマンスカー界ではそのカスタム内容は頭一つ抜けているように思います。
今回のマクラーレン720S「コンセプト・ローン」には軽量ホイールが装着されますが、これにはボディカラー同色のピンストライプが入り、ステアリングホイールにもやはり同色のストライプ。
もちろんカーボンパーツが多用されていますが、「カスタム慣れ」していることがわかるお金のかけ方ですね(ワンポイントの使い方がうまい)。
その他ルームミラーもボディカラー同色、ウインドウサラウンドなどはステルスグレー(ブラックでないのはカーボンと色調を合わせたと思われる)。
内装はご覧の通り「ホワイト」で、僕にとってこれは理想的。
加えてマクラーレン720Sはルーフがもともと「グラスットップ」なので開放感があり、車内からも車外からもその明るい内装を楽しむことができそうです。
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