アメリカのチューニングカンパニー、「ハイパーカーデペロップメント」がマクラーレンMP4-12Cをチューン(フロント周りは650Sのものへとスワップされている)。
このチューニングパッケージには「追加ターボ1個(つまり3ターボになる)」「6点式ロールケージ」「マクラーレンP1同様のエアブレーキ」とそれに付随するものが含まれます。
なお、見た目はカラーリングの関係もあり完全にレーシングカー。
パッケージ価格は1600万円と非常に高価ではありますが、これによってなんと1200馬力、そして最高速はさらに驚く時速434キロにまで向上。
マクラーレンはECUが解析できない、単体での供給をマクラーレンが行わないことからチューニングの自由度が低く、これまでもゲンバラ、FABデザイン、Priorデザイン、ノヴィテックなどがチューンにチャレンジしているものの、最大でも「+80馬力」にとどまっており、マクラーレン12Cに搭載される3.8リッターツインターボのポテンシャルを考えると、これ(80馬力)は「まだまだ」な数字だと思います(同程度の排気量、そしてツインターボエンジンを持つフェラーリ488GTBはより簡単に大きな馬力を引き出しているチューナーがある)。
そこで今回のチューナーが登場することになりますが、このパッケージを装着することで0-100キロ加速はなんと2.4秒(ブガッティ・シロンでも2.5秒)となり、ゼロヨンも8秒台という驚異のタイム。
↓内装も完全にレーシングカー
ナンバー無し、ゼロヨン専用にチューンしまくった車でも7秒以下が世界最速ラインであり、ノーマルだとマクラーレン720Sが10.3秒、といえばこのタイムの凄さがわかるかもしれません。
数々のチューンドカーをレポートしてきたカースロットル氏も「これはオレが今まで運転してきた車の中で一番速い」と驚きを隠せないのもうなずけるパフォーマンスですが、特筆すべきはその「エンジンサウンド」。
3ターボの過給音はも「ジェット機なみ」で、車を超越したサウンドとなっています。
↓リアウイングの内側(エアブレーキが作動すると後続車にモロ見え状態)には”STOP!”の文字