先日、その「あまりにも道具っぽい」外観で話題となったオフロードEV(電気自動車)、「BOLLINGER(ボーリンジャー/ボーリンガー)」B1。
発売後二週間で6000台の予約が集まったとされており、その予約は現在でも増加中と思われますが、今回新たに「4ドア」を追加する、と発表。
同時に公開された画像はイラストとはなるものの、その雰囲気は先に発表された2ドアモデルとよく似ています。
なお、今回の4ドア発表にあたり、デザイナーでありCEOでもあるロバート・ボーリンジャー氏は「私たちはずっと4ドア版を発売したいと考えていた。そこで私はアシスタントデザイナーと今回のスケッチを作ったわけだ。9インチ全長を拡大したが、それでも魅力的なプロポーション、オフロード走行性能を備えている」と語っています。
なおこちらが2ドア版。
4ドアモデルも2ドア版と同じバッテリーやモーターを装備するとされ、60kWhバッテリーで航続可能距離200キロ、100kWhバッテリーではこれが321キロ、ということになりますね。
EVは「初期投資がガソリンエンジン車に比べて小さい」ことから、多くのスタートアップ企業が参入。
おそらくテスラの成功を見て可能性を感じたのだと思われますが、どの企業も行き当たる壁が「認知度向上」(もちろん資金も)。
いかに優れた製品であっても人々に知ってもらう機会がなければ「買ってもらう機会もない」ということになり、そのために無名のベンチャー企業が「ニュルブルクリンク最速」という、自動車に興味がある人にとって「理解しやすい」指標を目指すことに。
ただ、今回のBOLLINGERはそういった「スーパー/ハイパーEV」とは全く別のアプローチ(オフローダー/ライトトラック)を行っており、結果として自動車関連以外のメディアからも注目を浴びることになっていて、これはこれで面白い手法だとも言えますね。