ブガッティ・シロンはその発表時に「ヴェイロンより維持費は安い」と公言されましたが、その証拠が今回ブガッティから直々に語られることに。
なおヴェイロンの維持費は「プライベートジェットよりも高い」と言われ、年間の点検に230万円、摩耗するか、そうでなくても走行4000キロごとにタイヤ交換が義務付けられ、このコストが400-500万円ほど。
加えてタイヤ交換2回に一回はホイールの交換も必要となっています。
よって、ヴェイロンは「買うよりも、買ってからのほうが大変」とも言える車で、そのためにメンテナンス費用をパッケージ化してヴェイロンと一緒に販売する中古車ディーラーも登場しているほど。
今回フランクフルト・モーターショーでメディアのインタビューにブガッティのチーフエンジニアが答えたところによると、シロンはヴェイロンとは異なり、専用のミシュラン・パイロットスポーツ2を使用しているとはいえども、通常のリム・ジオメトリ、装着方法を採用しているため、ヴェイロンより「非常にコストが安い」とのこと。
加えてホイールも「車両の寿命と同じくらい」、つまり破損しなければ交換は不要となり、タイヤもわざわざブガッティディーラーに持ち込まずとも「タイヤショップで交換できる」としています。
なお、このタイヤについては「時速420キロまではテスト済み」だそうですが、それ以上については「まだまだ検証が必要」だそうで、以前に発言のあったとおり、最高速をどこまで伸ばせるかについては、タイヤの耐久性に依存するというのは間違いなさそうです。