ジェネシスブランドを立ち上げ、今ノリにノっているヒュンダイがメルセデス・ベンツ、BMWに対して攻撃開始。
今回ヒュンダイは「BMW、メルセデス・ベンツは消費者が欲しがらないような”バカげた”テクノロジーを車に装備することに溺れている」と発言。
これはヒュンダイのハイパフォーマンス部門「N」そしてジェネシスブランドのトップ、アルバート・ビアーマン氏の発言だとしてオーストラリアのメディア、Driveが報じたもの。
なお、このアルバート・ビアーマン氏は30年間もBMW Mディビジョンで働いてきた人で、ある意味では「納得」できるものも。
さらにビアーマン氏の発言では、「そういった不要な装備を与えることで新車価格が上がるのは消費者にとって不利益だ。2010年には新車価格1500万円だったメルセデス・ベンツSクラスが今では300万円だ」と述べ、「我々は10年経っても輝きを失わない製品を作る」と締めくくっています。
「なるほど」とは思うもののヒュンダイの車が10年後にメルセデス・ベンツより高い残価率を維持しているとは思えず、安全装備や自動運転、コネクティビティがメルセデス・ベンツに劣る状態でヒュンダイの車が競争力を発揮できる可能性も低く、現段階では「現実性の低い話」ではないかとも思えます。
加えてヒュンダイは最近世界中で猛威をふるってはいるものの、お膝元の韓国では「ジェネシスではなくメルセデス・ベンツのほうが売れている」という事実もあり、今回のヒュンダイの主張はあまり説得力のある話ではないかもしれません(ロータスやケータハムがこれを言うのであれば理解できる)。
今のところヒュンダイはとにかく自信満々で、そして世界中では(公正かどうかは抜きにして)高い評価を得ている、というのは間違いのないところ。
このあたりを確かめたいとは常々考えており、できればヒュンダイを試乗できないものか、と考えたりします。
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