ジャガー・ランドローバーがほかブランドの買収を考えている、というウワサ。
これはブルームバーグが報じたものですが、ジャガー・ランドローバー内ではそのラインアップを広げるための買収について話し合いが持たれた、としています。
なおランドローバーは「オンロード寄り」のマルチパーパスビークルを投入か、とも報じられていますね。
今回の買収にあたっては「高級車ブランド」が候補だと言われ、上述の「オンロード寄り=ロードローバー」においてはメルセデス・ベンツS Eクラスの豪華さを持つ車になるであろうと報じられているとおり、「さらなる上位マーケット」への進出を考えているのかもしれません。
なおジャガー・ランドローバーグループではエレクトリック化、そして安全性向上や自動運転化に注力しており、これらの開発を加速させることができる会社の買収もあわせて検討している模様。
現在ジャガー・ランドローバーはインドのタタ傘下にありますが、このタタが今回の買収にあたり「680億円を用意する」とも報じられ、潤沢な資金を考えるとなんらかの動きが見られるかもしれません。
ただ、「高級車ブランド」ということになると「売り物件」はなさそうで、ここは大きな問題となりそう。
※FCAは売却がウワサされるものの、今回の目的には合致しないかもしれない
「技術系」の会社だと様々な選択肢がありそうで、これらを買収することで、ジャガー・ランドローバーにおいて各種分野での優位性が増す可能性もありますね。
ジャガー・ランドローバーはタタに吸収されて移行、さまざまな技術の開発に積極的に取り組んでおり、エンジンやトランスミッション、ドライブトレーンという基本的な分野から、エレクトリック化、安全運転に関わるものまで。
これらは他社と共同したり技術を買うのではなく、「自社で」行っていることが特徴で、ここから「車の死角を見ることができる」透明ボンネットや、横から来るサイクリストを視覚的に示すインジケーターなどが登場しています。
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