ついにグリッケンハウス氏の手掛ける市販車が公開に
スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスがそのスーパーカー「SCG 004S」を公開。
すでにいくつかティーザー画像が公開されていますが、その通りの「センターシート」3シーターモデルとなっています。
基本骨格はカーボンファイバーで車体重量は1179キロ。
エンジンは5リッター650馬力、トランスミッションは6速マニュアル(オプションでシーケンシャル・トランスミッションも用意)を採用。
SCG003は一体どこへ?
なお今回発表されたのは「SCG "004"S」。
この前には「SCG 003」という計画があったものの、それは市販されないままにSCG 004が登場しており、SCG 003がどこへ行ったのかはちょっと気になりますね。
SCG 004 Sについてはアメリカにおいて「少量生産メーカー」としての認可を受けて公道走行のための登録が可能とされており、4500万円にて発売予定。
最初の25台は「ファウンダース・エディション」となり18ヶ月以内に納車される、とのこと。
ただし数量限定の意図はないようで、2020年〜2021年には年間250台程度を製造できる体制を作りたい、としています。
加えてレース用車両としてGT3/GTE/GTLMに参戦可能な車体も提供する意向があるようです。
なおスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)は映画監督、富豪、カーコレクターなど様々な肩書を持つジェームズ・グリッケンハウス氏が率いるプロジェクト。
ジェームズ・グリッケンハウス氏は過去にもP4/5ピニンファリーナ(エンツォ・フェラーリベース)、P4/5コンペティツィオーネ(フェラーリF430ベース)を製作した経験があることでわかる通り、かなりのフェラーリマニア。
今回のSCG 004SについてもフェラーリP4/5の面影が見えるようですね。
加えてフェラーリ「セルジオ」風のディティールも確認でき、これらを意識したことは間違いなさそうです。
※実際にSCG 004Sについて、「過去のアイコニックな車にインスパイアされた」と発言している
上から見ると、なんとなくフォードGTっぽい雰囲気も。
こちらはフォードGT。
リアもやはりフェラーリの(過去の)レースカー風。
SCG 004 Sのインテリアはこうなっている
ルームミラーはモニター式?
コクピットは結構レトロ。
今流行りの液晶ディスプレイやタッチ式スクリーンがないという硬派仕様。
3シーターとなりますが、後ろ両側の距離が近すぎ、なんだか「運転を監視されている」ように感じそうですね。