| いかにチャリティーへの貢献が紳士の嗜みとはいえど|
バレット・ジャクソンの開催するオークションにて、「もっとも最初に製造された」シボレー・コルベットZR-1(製造ナンバー001)が登場。
すでに落札されており、その価格なんと925000ドル(約1億円)。
この収益金は「Stephen Siller Tunnel to Towers Foundation」へと寄付されるとのことですが、「Stephen Siller」とは9:11テロにて命を落とした消防士だそうで、彼の家族がやはり911の被害に苦しむ人々の復帰を助けるための施設の建設費用に充てられる、とのこと。
コルベットZR1は史上最強最速
日本では一般的ではないものの、欧米ではチャリティオークションでの高額落札を通じ社会貢献を行うことが美徳だとされる風潮があり、その活動を促進する「ソーシャライト」なる人々がいることでも知られます。
それにしてもいかにチャリティーとはいえど「1億円」はコルベットにしては相当な額だと言えそう。
なお、コルベット「ZR1」は755馬力を誇る、コルベット史上最強最速モデル。
過激なエアロパーツが特徴で、大幅に強化されたダウンフォースを誇ります。
マスタング「ブリット」は3400万円
そしてもう一台、大きく各界を賑わせた「スティーブ・マックイーンの映画”ブリット”に因んだスペシャル・マスタング」もオークションに。
やはり「生産第一号」で、こちらは約3400万円での落札となっています。
もとはというと映画「ブリット」でスティーブ・マックイーン扮する刑事が乗っていたフォード・マスタングが偶然発見され(それまでは行方不明だった)、フォードの手によってレストアされたことに端を発しますが、そのマスタングの「当時」と同じダークグリーンのボディカラーが与えられて限定発売されるのが最新世代のマスタングをベースにした「フォード・マスタング・ブリット」。
スティーブ・マックイーンにちなんだという「プレミアム」を考えるともうちょっと価格が上がっても良さそうではあるものの、車体自体は「本人とは直接のつながりがない」ということが影響したのかもしれませんね。