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ランボルギーニはクラシックモデルを続々レストア中。今回はイエローのカウンタックを公開

2018/02/23

| 今度は右ハンドルのカウンタック |

ランボルギーニがそのレストア部門「ポロストリコ」の最新作、「カウンタック」をパリで開催されたサロン・レトロモビル(Salon Rétromobile)にて公開。
ただしまだまだレストア完成には至っておらず、ボディとエンジンが公開されたのみ。
なお同時に公開されたのは、すでにレストアを完了してコンコルソ・デレガンツァで賞を獲得した、”ヴェルデ・スキャンダル”のボディカラーを身にまとう1970年製のミウラP400。
これはおそらく東京で開催された「ランボルギーニ・デイ」にて展示された個体と同じものだと思われます。

ミウラのレストア期間は10ヶ月

なお、このミウラに関して、レストアに要した期間は10ヶ月。
外装のみではなくインテリアや足回り、電装系、ブレーキシステム、クーリングシステムなど「フルレストア」が行われている、とのこと。

話をカウンタックに戻すと、今回サロン・レトロモビルで公開されたのは右ハンドル、シャシーナンバーは1120204。
1976年製のLP400で、ボディカラーはオリジナルとおなじイエローにペイント済み。
インテリアは「タバコ」、つまりタンレザーよりもちょっと濃い色調を持っており、なかなかに渋いカラーコーディネートと言えそうです。

くわえてポロストリコはまだまだレストア中の案件を抱えていることも公表しており、それらはLM002、エスパーダ、ハラマ、イスレロ、ディアブロ。
ディアブロはポロストリコで扱う「もっとも新しい車」だそうです。

ポロストリコ(POLO STORICO)はランボルギーニのオフィシャルサイトにも説明がありますが、ここにはランボルギーニ全モデルのボディカラー情報やパーツ情報などをストックしており、レストアはもちろんその車両の認証も行なっているようですね(これは”フェラーリ・クラシケ”同様)。
さらには純正パーツの販売も行っており、以前に報道されたピレリの「昔っぽいトレッドを持つタイヤ」も扱っている、とのこと。

なお、多くのメーカーがこういった「メーカー純正レストア」を活発化させていますが、これはクラシックモデルの価値を高めることで同時にブランド価値を向上させるため。
クラシックカーにおけるオークションで高値落札が行われるようになると、そのぶんブランド価値が高まるためですが、これは腕時計では「パテックフィリップ」が同様の目的のため、自社でクラシックモデルを(オークションで)高値落札することで知られる通り「確立された手法」とも言えます。

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