| シロッコ次期モデルが登場したら? |
CGアーティスト、Luis Carlos Moreno G氏がシロッコの後継モデルが発売されたら?というレンダリングを公開。
ズバリ「シロッコ(SCIROCCO)2018」と題されており、現代のモデルらしく「アルテオン顔」を持つシャープなデザインに。
シロッコは昨年にフォルクスワーゲンのラインアップから外れることになり、いまのところ「直接の後継はナシ」、とされています。
シロッコの今後は不明
一方では「次期シロッコはEVとして蘇る」という話もあり(VWから直接語られている)、しかし具体的な計画はまだない、というのが現在の状況。
なおシロッコは1974年に登場していますが、これはゴルフの派生モデルという位置付け。
ただし低いシルエットを持つなど「スペシャルティクーペ」としての性格が強く、従ってその価格もゴルフに比べてかなり高価であった、とされています。
ちなみにデザインはゴルフと同じくジウジアーロ。
その後二代目が1982年に発売されますが、こちらのデザインはフォルクスワーゲンによるもので、1992年まで発売されています。
シャシーは先代の流用なので、やはりゴルフの派生と言えるものの、メカニズム的には当時としても古かったのでしょうね。
しばらく時間が空いたのちに2008年に登場したのが昨年まで販売されていた「3代目シロッコ」で、こちらはワルター・デ・シルヴァのデザイン。
同士はジョルジエット・ジウジアーロ氏の設立したイタルデザインにてデザイナーとして働いていた経験もあり、三代目シロッコは再びイタリアンデザインへ戻った、とも言えます(2010年にイタルデザインはフォルクスワーゲン・アウディグループに買収されている)。
この三代目シロッコはゴルフ5のプラットフォームを流用しており、そのため昨年時点で「14年前のプラットフォームを使用した車」ということになり、これも歴代シロッコ同様に「長寿ながらも古さの目立つ」モデルであったと言えそうです。
ちなみに三代目シロッコのイメージカラーは初代同様の「グリーン」で、それを考えると今回の「2018シロッコ」のレンダリングも「グリーン」を採用してくれるとさらに良かったのかもしれませんね。
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