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実際に軍用として使用されたGクラスをフルレストア。ハードかつオシャレになって”第二の人生”を歩むことに

2018/07/22

| これはいいレストア&カスタム |

メルセデス・ベンツGクラスをレストアついでにカスタムした車両が登場。
これは「Legacy Overland」によって製作されたもので、もともとは軍用車両だった1990年製のメルセデス・ベンツ「250GD」をベースに乗用車として使用できるように仕上げたもの。
ボディカラーは「サンドストームイエロー」、グリルやフェンダーはマットブラックにて仕上げられています。

モトは本当に軍用車両

なお、レストアされる前はこんな感じ。
この車両の経歴や、なぜ今回レストアされることになったのかは明かされていませんが、とにかくこのGクラスは「第二の人生」を歩むことに。

なお、GクラスはもともとNATO制式採用車両「ゲレンデヴァーゲン」として開発され、その後の民生用として1981年に発売。
名称においてもしばらくは「ゲレンデヴァーゲン」を採用していたため、今でも「ゲレンデ」と呼ばれることが多いようです。

そんな軍隊用ゲレンデヴァーゲンですが、いったんすべてのパーツを分解。
その後各パーツはリビルトや防錆処理を施され、そこから再度カスタムパーツを加えて組み上げられることに。

レストア後はこんな感じで立派に。
フロントにはガードバーが追加され、軍用スペックのシュノーケルにリフトアップされたサスペンション、タイヤは315/75サイズのクーパー・オフロード。
ワイルドな印象を受ける半面、ヘッドライトはLED化されるなど近代的な部分も。

エンジンはもとも5気筒ディーゼルを使用しており、トランスミッションは5速マニュアル、駆動方式はもちろん4WD(トランスファーつき)。

ボディカラー同色のメルセデス・ベンツ・エンブレム(スリーポインテッドスター)がナイス。
金属パーツは梨地仕上げがなされているようです。

シンプルなドアミラーはそのまま使用。
ベース部には「250GD」の文字が。

インテリアも当時のパーツを基本的にそのまま使用。
ただしパイオニア製の5スピーカー・オーディオシステム(ブルートゥース対応)が装着されるなど、装備の充実化が図られているようですね。
オドメーターに関してはレストアにあたり、いったん「0」に戻されているようです。

内外装ともに、過剰に「豪華」にしなかったことは高く評価でき、このあたりレストアを担当したレガシー・オーバーランドは「軍用車」としてのルーツを大切にしたのかもしれませんね。

テールランプもLED。
この「そっけない」取り付け方もイイと思います。

シートやドア内張りなどは動物由来の素材を使用しない「ヴィーガン」対応、とのこと。
ロールバーが追加されてボディ剛性が向上しており、ボディカラー同色のジェリ缶(ガソリン携行缶)など、ちょっとしたオシャレもナイス。

 

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