| アウディはロゴ”フォーリングス”を変更する? |
アウディが新しいロゴとみられる画像をドイツ、そしてアメリカの特許庁にあたる機関へと登録。
登録された画像は2つあり、いずれも現在のフォーリングスをベースにしたものではありますが、かなり簡素化されたロゴとなっています。
ちなみにアウディはもともと「アウディ、DKW、ホルヒ、ヴァンダラー」の4社が集まってできた「アウトウニオン」がその元祖。
よって、その四社のロゴを組み合わせたのが現在の「フォーリングス」というわけですね。
なぜアウディは今ロゴを変更?
なお、2000年前後あたりにもいくつかの自動車メーカーがロゴを変更していますが、そのときは「立体化」がトレンド。
ミニにしてもボルボにしてもシトロエンにしても、そのマークを立体化して陰影をつける方向に動いていたものの、ここ数年のトレンドは逆に「平面化」。
なぜ今平面化?ということですが、これはどうやら「スマホ時代」というのが関係しているようで、シンプルなロゴを用いることでスマートフォンの画面でも見やすく、かつ覚えやすいように、ということを考えたようですね。
なお、アウディの現在のロゴはこんな感じ。
陰影がついた立体的なものですが、たしかにこれはスマートフォンでは見づらいかも。
そう考えると、一番上の画像のようにコントラストがはっきりしたロゴに変更し、かつ「繋がる」時代ということで4つの輪っかをシームレスに連結した方がいいのだろう、とも思います。
なお、最近ロゴの簡素化を行なったブランドというとミニ。
一気にロゴを2D化していますが、これを発表した時には「なぜシンプルにするのか」と考えたものの、ミニは「これからの車はスマホと同化する」とも述べており、いち早くスマートフォン時代に対応しようとしたのだ、と今更ながら気づくことに。
そしてフォルクスワーゲンもロゴを変更する、と発表済み。
こちらもやはりロゴをシンプルにすることで小さい画面でも見やすく、かつ覚えやすくする意図があるようですが、実際のところはディーゼル不正事件にてダウンしたイメージを一新することが目的である、とも言われます。
なお、ディーゼル不正事件というとアウディも同様で、現職だった社長が本件に絡んで逮捕され、かつ「復職は不可能」と判断されて急遽CEOが交代したほどですが、やはりアウディもイメージを刷新したいのかもしれません。
VIA:Quattroworld