| おそらくはこのままの仕様で納車されそう |
CGアーティスト、Marco van Overbeeke氏が、アストンマーティン・ヴァルキリーを実際にオーダーしたアメリカの実業家、クリス・シン(Kris Singh)氏のヴァルキリーをレンダリングにて再現。
これは実際に両氏の間で連携を取って進められたプロジェクトだそう。
なお、クリス・シン氏はランボルギーニ・ヴェネーノやケーニグセグ・アゲーラXSのオーナーとしても知られ、自身のインスタグラム(@lamborghiniks)ではその羨ましいカーライフを公開中です。
クリス・シン氏はヴァルキリーの塗装に月の石を粉砕して混ぜる
なお、クリス・シン氏は自身のヴァルキリーに塗装するための塗料に「月の石」を混ぜるとSNSにて公開しており、すでにそのための石を購入し、アストンマーティンとも相談済みであることも述べています。
そしてその理由は「ヴァルキリーの外観が宇宙船のようだから」と語っていて、さすがの発想と行動力だと言えそうですね(その際に投稿された画像は何らかの理由によって削除されている)。
そして今回レンダリングにて再現されたのが「クリス・シン・スペック」ヴァルキリーですが、実際にクリス・シン氏もこのレンダリング作成に参加していることを考えると、おそらくはこの状態で納車されることになりそうですね。
Cピラーに相当する部分のデザインはアストンマーティンDB11にも似ていて、ここはアストンマーティンがブランドとしての共通性をもたせたのかもしれません。
リアはこんな感じ。
テールランプは「アストンマーティン・ヴァルカン」のような形状。
フロントフェンダーの形状は非常に特殊で、可動はしないものの「サイクルフェンダー」のような簡易な構造のようにも見えますね。
クリス・シン氏は「ヴァルキリーAMR」も購入?
そしてこちらはまた仕様の異なるヴァルキリー。
説明がなされていないので詳細は不明ですが、サーキット走行専用モデル「ヴァルキリーAMR」、もしくは単に「コンセプト」としてアーティストが作成したものなのかも(しかしクリス・シンの文字がある)。
フロントフェンダー、タイヤ、ウイング、ブレーキランプ、トーイングフックを見ると「間違いなく」サーキット走行専用モデルではあるようです(しかしヘッドライトは装備されている)。
ヴァルキリーはそのボディカラーはもちろん、ボディパネル、インテリアだとシートまでもが「オーダーメイド」だとされますが、そのぶん「オーナーごとに個性の異なる」ヴァルキリーが生産されることになり、どれひとつとして同じ仕様を持つクルマは無いのかもしれませんね。