| ブガッティ・ヴェイロンの内装パーツ一式が販売中。内装のくたびれたヴェイロンオーナーにはいい買い物? |
マイアミを拠点とするエキゾチックカーディーラー、「Braman Motors」が、”新車外し”となるブガッティ・ヴェイロンのインテリアパーツをebayにて販売中。
これは2008年のブガッティ・ヴェイロン16.4から外されたものだそうですが、なぜ10年経って販売されるのか、そしてなぜ最初のオーナーはその内装一式を取り外したのかは謎のまま。
内装一式でなんと「1700万円」
画像にあるのはダッシュボード、左右ドアパネル、左右シート、センターコンソールの一部ですが、ほかにもシートベルトやシフトノブ、ステアリングホイール、エアコンコントロール部、グローブボックス、ダッシュボードの下部分も揃っており、これを販売するディーラーによると「空調のきいた倉庫にてこれらを保管」していたため、コンディションは極上、とのこと。
まさかこれを流用改造して自分のクルマに取り付ける人はいないと思われ、しかしヴェイロンのユーザーであれば「経年でヘタってきたインテリアをリフレッシュする」にはいい機会かもしれませんね。
対応できるのはヴェイロン全モデル(つまり2006-2015年)で、その価格は約1700万円。
ヴェイロン自体が1億5000万円のクルマなので「内装一式1700万円」というのは価格妥当性があるとは思いますが、買い手を見つけるのは用意なことではなさそうです。
もちろんレザーは「最高級」だと思われ、このシートは「流用の価値」はありそうですが、流用するにはあまりに高価。
もしかするとレプリカ製造業者にとっては需要がある売り物かとも考えたのですが、やはりその価格を考えるとレプリカ向上がこれを買う可能性は低そうですね。
こういったスイッチやシフトノブのたぐいは「欲しいなあ」とは思うものの、やはり手が出る価格ではなく、しかしほかに格安なバラ売りがあれば手を出してみたいところ。
なお、ブガッティのパーツは異常に高価なことで知られ、たとえばタイヤ4本を交換すると「400万円」。
加えてオイル交換の費用が一回230万円、ということも公開されて世界を震撼させていますね。
ちなみにヴェイロンのパーツ価格が高価なのは「いい素材を使っている」ということのほか、「製造単価が高いから」。
ヴェイロンの累計生産台数は407台ですが、ヘッドライトやウインカー、ドアノブやスイッチ類までも専用に設計して製造せねばならず(まさかフォルクスワーゲンのパーツをそのまんま使うことはできない)、その製造にかかる金型など設備や工作機械を「407で割る」と必然的に高価になる、ということになります。
VIA:Jalopnik