| マツダはいずれロードスターの兄貴分を発売する? |
マツダが日本の特許庁に「MX-6」を出願した、との報道。
そこで特許庁にて商標検索をかけてみると、たしかに「MAZDA MX-6」の該当があり、「自動車、自動車部品、その他本類に属する商品」という区分にて登録済みです。
ただしこれを見ると最初に登録されたのは1988年で、マツダは今回2018年11月30日にその権利が切れるのを「更新した」というのが正しい表現のようですね。
MX-6はMX-5の親玉?
ちなみにこの「MX」ですが、マツダは日本国外において「マツダ・ロードスター」を「MX-5」という名称にて販売中。
よって「MX-6」というのはMX-5の親玉つまりロードスターの兄貴分とも考えられますが、1988年の登録から今までの間に「何もない」ことを鑑みるに、今後もやはり「何もない」のかもしれません。
なお、商標の維持にはそれなりにお金がかかるものの、他のメーカーが「MXナントカ」という名称にて類似製品を出したり、マツダの人気に乗っかるような商売をすると困るため、マツダはこういった「予防的商標の登録」を行なっているかもしれません。
同様の例としてはBMWが「M1」から「M8」までを登録したり「CS」についても同じように登録を行なっている、という例がありますね(腕時計だとカシオが”Gショック”だけではなく、AショックからZショックまで登録を行なっている)。
そう考えるとやはり「MX-6」は誕生しないだろうということになりますが、マツダは最近発表した「マツダ3(アクセラ)」についても”マツダスピード版はない”と発言し、さらにロータリースポーツ、エレクトリックスポーツの発売も予定はなく、「プレミアム路線」を進むことを明言していますね。
ただ、マツダはロータリースポーツやそのほかのスポーツカーに対して「興味がない」わけではなく「お金がない」ということを過去に何度か述べていて、ということはいずれかのモデルがヒットして「お金ができれば」事情が変わり、スポーツカーに対しても可能性が出てくるのかもしれません。
実際のところマツダはスポーツカー関連の特許も登録しており(内容を見ると既存技術やデザインの保護ではなさそう)、さらにロータリーエンジンを主動力としたスポーツカーについても「諦めていない」と言われ、マツダに金銭的余裕ができるのを待ちたいところですね。
VIA:Autoguide