固定式リアウイング、グロスブラックのパーツが最大の特徴
アウディはTT/TTSのフェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルを発表しましたが、早速限定モデルとしてTTSに「コンペティション」を追加。
これはTTSクーペ、TTSロードスター両方に設定され、「パフォーマンス」の名はつくものの走行性能そのものは変更がなく、主にその変更は「外観のみ」。
その変更の内容は「固定式リアウイングの装着」、「レッドブレーキキャリパー」「ハイグロスブラックホイール(20インチ)」、そしてドアミラーはじめ外装の各パーツはグロスブラックへ。
なお、新型TTの限定モデルだとすでにTT20周年を記念した「Audi TT 20 yearsアニバーサリー」が設定されているので、早くも今回の「TTSコンペティション」がその第二弾、ということになりますね。
アウディTTSのインテリアは特別仕様の「2種類」が用意
インテリアについては2種類が選択可能となっており、「レッドレザーにグレーステッチ」、もしくは「エボニーレザーにレッドステッチ」。
TTSクーペについてはリア3面にプライバシーガラスが採用されるほか、シートのトリムとセンターコンソールが「レッドレザーにグレーステッチ内装」の場合にはグレークローム、「エボニーレザーにレッドステッチ内装」だとタンゴレッドに。
そのほかだとステアリングホイールとシフトレバーにアルカンターラが用られ、エアコンベントのインナーがレッドに変更される、とのこと。
なお、画像を見るとステアリングホイールのセンターマークは「レッド」ですが、これも内装のテーマカラーに准ずるものと思われます(この内装色はエボニーレザーにレッドアクセント)。
パフォーマンス自体はベースモデルのTTSと変わらず
エンジンは変わらずに2リッター直4ターボで306馬力を発生し、トランスミッションもベースモデルのTTS同様に7速デュアルクラッチ。
パフォーマンスにおいても当然標準モデルのTTSと変わらず、0-100キロ加速は4.5秒(TTSロードスターは4.8秒)。
全体的に見ると、TTRSと同じ装備を持つTTSといった感じで、かなり特別感の強い仕様だと言えそう。
オプション等にて同じ仕様に近づけることはできるのかもしれませんが、その場合はかなりの費用がかかりそうですね。
現在、新型TTについて欧州では受注が開始されているとのことではあるものの、日本での発表や価格については今のところ不明。
アウディの場合、およそどのモデルも日本への導入が本国に比較してかなり遅い傾向にあり、日本へと入ってくるのは「2020年モデルあたりから」なのかもしれません。