シトロエンはさらに中国重視の姿勢を強める
シトロエンの中国専売モデル、「C3-XR」がフェイスリフト(マイナーチェンジ)。
これは見ての通りC3のクロスオーバーモデルですが、なかなかに魅力的なルックスを持っていて、中国専売にしておくのがほったいないほど。
なお、シトロエンは中国市場にけっこう力を入れていて、たとえばC6やDS4 Sなどは「中国専売」ですね。
シトロエンC3-XRは中国では18万台を売るヒットに
今回のC3-XRについては主に外装がアップデートされたとのことですが、最近のシトロエンが好んで採用する「カプセルデザイン」を持つグリルが与えられ、その魅力がアップしているようですね。
画像はもちろん中国市場向けにシトロエンが用意したものですが、「積載性」をアピールしているものが多く、中国市場では大きなカーゴスペースが求められているのかもしれません。
インテリアはこんな感じ。
シトロエンは「シンプルでモダン」なデザインがその特徴ですが、簡素化してもチープに見せない(むしろオシャレに見える)手法を心得ているようですね。
もはや中国市場では欠かせない、中国でのメジャーアプリへの対応機能も。
そのイメージはC5エアクロスと共通
なお、今回のフェイスリフトでは、すでに中国市場はじめ欧州市場へ投入されている(しかし日本には入ってきていない)C5エアクロスとの関連性を強調したもので、シトロエンのニューモデルはすべてこのイメージに近づけられている、ということになりますね。※日本でも発売予定だとされるものの、その時期は全く不明
このデザインは「C4カクタス」にて採用されたものが起源だと言えそうですが、まさかシトロエンもC4カクタスの発売当初は「ここまでのヒットになる」とは思っていなかったのかもしれません。
現在日本でのシトロエンはC3とグランドC4スペースツアラーの2種のみといった寂しい状況ではあるものの、新型C3のデザインが評価され、登録台数は増加傾向。
こういった例を見るに、現代のクルマは「性能」よりも「デザイン」のほうが(セールス上では)ずっと重要なのでしょうね。