同グループのアルファロメオともども「山」に関するネーミングがお好き?
マセラティがレヴァンテに対しスペシャルエディション「ヴルカノ(ブルカノ/Vulcano)」を設定すると発表。
これは欧州とアジア向けに販売されるもので、限定台数は150台のみ(販売地域の広さを考えるとけっこう少ない)。※日本への投入は不明
このレヴァンテ「ヴルカノ」に設定されるボディカラーはマット仕上げの「グリージョ・ラヴァ(Grigio Lava)」。
「グリージョ」はグレー、「ラヴァ」は溶岩の意味ですが、「ヴルカノ」自体は「火山」の意味なので、そのボディカラーは「ぴったりマッチ」している、ということに。
なお、マセラティと同じFCA(フィアット・クライスラー)傘下にあるアルファロメオのSUV「ステルヴィオ」も「山の名前(ステルヴィオ峠)」に由来しており、両社ともけっこう「山」が好きなのかも。
マセラティほど妖艶な演出が得意なメーカーはほかにない
このマセラティ・レヴァンテ・ヴルカノのボディには各パーツをブラック仕上げとする「ネリッシモ」パックが装着され、テールランプがダーク仕上げに、そしてクロームパーツは「ダーク」クロームに、さらにウインドウモールはグロスブラックに。
そのほかだとリア5面のウインドウがスモーク仕上げとなるほか21インチサイズのホイールはマット仕上げ(ダイヤモンドカット)に。
一方でブレンボ製ブレーキキャリパーはレッドに彩られており、コントラストを演出するという仕様を持っています。
インテリアにはマセラティらしい「レッド」のフルグレインレザー(ブラックのコントラストステッチ入り)が採用され、ヘッドレストにはマセラティの「トライデント」。
そのほか内装だとカーボンパーツの採用が特徴として挙げられ、センターコンソールには「Vulcano」、そして限定150台のうちの1台であることを表すプレートが(例によってシリアルナンバーは入らない)。
マセラティ・レヴァンテ・ヴルカノのエンジンについては3リッターV6ツインターボ、出力は345馬力版と424馬力版とがラインアップ(V8ツインターボを選ぶことはできない)。
現在マセラティはプレミアムカーセグメントにおいて競争力を発揮できず、苦しい状態が続いてい中、何度となく工場の生産見送りや労働時間短縮を行っている状態。
その中でレヴァンテはまだ「好調」な部類に属するモデルでもあり、ここで力をつけてニューモデルの展開に向けて奮起してほしいところでもありますね。