出荷台数も過去最高、従業員の数も過去最高に
米Bloombergが報じたところによると、今までに販売されたカリナンは「すべてカスタム」されている、とのこと。
日本だとその価格は38,945,000円からとなっていますが、その車両価格に負けず劣らず「とんでもない価格」のオプションが揃うことでも知られます。
たとえばオプションの内容も「湿度管理機能付きシガー(葉巻)ケース」「シャンパングラスホルダー」といったロールスロイス特有のものから、9カラットのゴールドメッキが使用されたフロントの「スピリット・オブ・エクスタシー」200万円、ピクニックセット500万円など、ちょっとしたクルマそのものが買えそうなものまで。
すでにカリナンは日本にも上陸していて納車も始まっているようですが、とにかくその豪華さは特筆モノ。
なお、ロールスロイスだとゴーストの価格が3275万円、ファントムの価格は5460万円。
それを考えるとカリナンの3894万円は「安いんじゃないか」という気がしてくるのもまた不思議ですね。
ロールスの販売は過去最高に
そして今回、ロールスロイスのCEO、トルステン・ミュラー・エトベッシュ氏が公開したところだと、ロールスロイスの2018年における販売台数は4,107台で、この数字は「過去最高」。
最大のマーケットはアメリカで、最も人気のあるモデルは「ドーン」だそう。
なお平均販売価格は4500万円だとされ、上述のようにカリナンは「100%」、ファントムは「99%」がカスタムオーダーとのこと。
そうなるとロールスロイスは到底生産に時間がかかることになり、従業員を100人増やし、これも過去最高の2000人に。
なお、ロールスロイスは昨年にその価格15億円と言われるワンオフモデル「スウェプテイル」を納車していますが、これは非常に利益が大きいと言われ、ロールスロイスはさらにワンオフモデルを製造する、と発表していますね。
なお、スーパーカーでも同じですが、ちょっと前までは「メーカー指定の仕様」で購入するのが普通であったものの、現代では「カスタム」して購入するのが当たり前に。
そのためにどのメーカーであってもカスタムの幅を大きくしているのが現状ですが(そのほうが利益幅も大きくなる)、今後しばらくこの動向は継続することになりそうですね。