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イタリアから1000馬力のスーパーカー「ピュリタリア・ベルリネッタ」登場。見かけによらずAIでハイブリッドシステムの出力を行うハイテクマシン

2019/03/10

V8スーパーチャージド+シングルモーター

イタリアの小規模スポーツカーメーカー、Purialia(ピュリタリア)が新型スポーツカー「ベルリネッタ」を発表。
なおPuritaliaは2012年にシェルビー427コブラの現代的解釈「Puritalia 427」を発表していますが、今回の「ベルリネッタ」はそのクローズド版という位置づけです。※ベルリネッタは一般に”高性能なクーペ”の意味

オープンバージョンのPuritalia427は5リッターV8エンジンをスーパーチャージャーで加給し605馬力を発生していたものの、今回発表されたPuritalia ベルリネッタはハイブリッドシステムの獲得にてなんと最高出力が1000馬力近くへ。

見た目はジャガーとメルセデスAMG GTとの中間のようだが

ピュリタリア・ベルリネッタのエンジンは427と同じ5リッターV8スーパーチャージドのままで、しかしこのエンジン本体も750馬力にまでパワーアップ。

そしてモーターはリアアクスル上に一つがマウントされ、これが215馬力程度を発生し(重量は25キロ)、モーターのみでの走行可能距離は約20キロ。

なおハイブリッドとは言っても「プラグインハイブリッド」となり、そしてトランスミッションは7速セミオートマチック(シフトはステアリングホイールに取り付けられたパドルで行う)。

ハイブリッドシステムについてはどのようにパワーを伝達するのかは不明ですが、リアアクスル上に搭載されるということは、デフに入力される直前のプロペラシャフトをアシストするのか、もしくは左右ドライブシャフトをアシストするのかも(後者だと制御が難しいので、プロペラシャフトのアシストと考えるのが妥当)。

バッテリーについては700ボルト、そしてリアトランクとシート後方に分割して収められる、とのこと。

ちなみにハイブリッドシステムについては「人工知能」で制御されると紹介されていて、ドライバーの運転スタイル、リアルタイムで取得する交通データ、天気、路面状況等によってその出力特性等が変更されることに。
それらデータはいったんサーバーに蓄積され、ピュリタリアの所有する人工知能によって解析されたのち、各車にフィードバックされるようですね(見かけによらずけっこうハイテク)。

パフォーマンスについては0-100キロ加速が2.7秒、最高速度は時速335キロとアナウンスされており、これはマクラーレン720Sやランボルギーニ・ウラカンEVO、フェラーリF8 Tributoよりも優れた数値です。

そしてドライブモードは「スポーツ」「コルサ」の二種類を備え、「コルサ」だとエキゾーストシステムのフラップがオープンとなり、これに加えて「eMozione(エモツィオーネ)」ボタンを押せば45秒の間エレクトリックブーストが得られる、としています。

ボディ形状/デザインはかなり「レトロ」ですが、アウターパネルはカーボンとアルミニウムで出来ており、重量配分は(トランスアクスルレイアウトということもあって)前後50:50。

インテリアについてもレトロとハイテクとが同居するといった雰囲気があり、クラシカルなレザー張りの中に液晶メーターやインフォテイメントスクリーンが鎮座。

アルミ調パーツが多用されるところも「クラシックかつ未来的」。

とくにこういったスイッチ類は秀逸ですね。

このピュリタリア・ベルリネッタはハンドメイドとなり、そのデザインや仕様は顧客の好みに応じて変更できる部分が多いとされ、その価格は7000万円から、とアナウンスされています。

VIA: Puritalia

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