多分発売はされないが、100%無いともいい切れない
ブガッティが自動車史上最高額の「20億円」という価格を持つ「ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワール」を発表して世界を震撼させてから2週間ほど経ちますが、ここでレンダリングアーティストがその「ロードスター」版の画像を作成。
単なる「オープン」ではなく、トップチョップ仕様となっているところがラ・ヴォワチュール・ノワールの性格にマッチしている、と思います。※その意味ではスピードスターと言ったほうがいい
ブルーにブロンズアクセントもなかなか
なお、「ラ・ヴォワチュール・ノワール(La Voiture Noire)はフランス語で「黒いクルマ」という意味で、これはブガッティの製造した過去の名車「Type 57SC アトランティーク」にちなんだもの。
そして今回発表されたレンダリングではボディカラーが「ブルー」なので、”青いクルマ”ということになり、となると「La Voiture Bleu(ラ・ヴォワチュール・ブル)」と呼ぶことになるのかも。
このアーティスト、Aksyonov Nikita氏はクーペ版のレンダリングも公開しており、こちらの外装もブルー。
そしてホイールには”ラ・ヴォワチュール・ブル・ロードスター”同様、ブロンズのアクセントが入ります(タイヤにも)。
なお、ラ・ヴォワチュール・ノワールはシロンをベースに製造されており、エンジンもシロンと同じW16クワッドターボ、1500馬力。
万が一ラ・ヴォワチュール・ノアールの「オープン」が作られることがあれば(タイプ57SCにはオープンもあるので、”ありえない”話ではない)、それもやはりシロンをベースにするということなりそうですが、現在のところシロンにはオープンモデルが存在せず、この製造はかなり難航しそう。
ちなみにブガッティはシロンについて、(ヴェイロンでは用意されていた)オープンモデルの発売はないとその発表時に語っており、それは市場規模どうのというよりは「物理的に」オープンモデルを考慮していない作りなのかもしれません。
ただし今回ブガッティがラ・ヴィワチュール・ノワールを発表したことで、「ブガッティはこういったことができる」ということを世に知らしめることになり、ジュネーブ・モーターショー直後からブガッティには「ワンオフモデル製作依頼」が殺到しているのかもしれませんね。
ちなみにロールスロイスは約15億円のワンオフモデル「スウェプテイル」を発表していますが、やはりその直後には多くのワンオフモデル製作依頼が舞い込むことになったそうで、現在「いくつかのプロジェクトが進行中」だと報じられます。