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米にて、タカタのエアバッグ関連死亡事故が発生。これで死者は24名、怪我は300件に。中古車だとリコールの案内が届かない例も

2019/04/05

| 今回の死亡者は3ヶ月前にこのシビックを中古で購入したばかり。リコール案内が届いていなかった |

アメリカにて、タカタ製エアバッグを装着したホンダ・シビックでの(エアバッグ起因の)死亡事故が発生し、これでこのエアバッグに関連した死亡者が24人になった、とのこと。

これは2002年モデルのシビック(画像は現行シビック)にて起きたもので、当然車両はリコール対象となっていたものの、様々な問題が重なって「リコールによる対策がなされなかった」と報じられています。

前オーナーがリコール対応をうけておらず、新オーナーもそれを知るすべはなかった

ホンダによると、このシビックは事故の3ヶ月前に中古車として購入されたもので、この前のオーナーは(2014年にリコール対象となった際にも)リコール対応を受けておらず、そして今回オーナーが変わったことをホンダは知ることができなかったため、ホンダは新オーナーにも連絡を取ることができなかった、とのこと。

なお、前オーナーに対してホンダは12通もリコールの通知を送り、20回以上も電話をかけたとしていますが、それでもオーナーと連絡を取ることができずに修理ができず、結果として今回の死亡事故に繋がってしまったようです。

上述のように、このエアバッグ問題に絡む死亡は24名に拡大していますが、怪我を負った人は300人にものぼり、相当な規模に拡大していることもわかります。

リコールの通知を確実に受け取るには?

なお、リコールの通知を受け取るには、その車の所有者の情報を常に最新にしておく必要があり、国土交通省によると「引っ越しなどがあった場合は、自動車登録情報を確実に変更するように」という注意喚起を行っています。

ちなみに日本の場合は、中古にて「リコール対象のクルマ」を購入し、そしてそのクルマがリコールによる補修を受けていないと、国土交通省から「(まだ修理が完了していないという)お知らせ」が発行されるそうなので、今回米国で発生したような「漏れ」はなさそうですね。

トヨタのエアバッグ関連リコール対象はこちら、ホンダではこちらに、そして輸入車だと国土交通省に一覧がありますが、今に至るまで断続的にリコールの届け出がなされていて、フェラーリも昨年に458イタリア/458スパイダー、カリフォルニア、FF、F12ベルリネッタにエアバッグに関するリコールを届け出ています。


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