プラットフォームはジュリアと同じ、ただし「ハイブリッド4WD」
ClubAlfaがTwitterに「新型アルファロメオGTV」とされる画像を投下。
GTV=Gran Turismo Veloce(グランツーリスモ・ヴェローチェ)の復活については昨年にアルファロメオが明言していて、これは重量配分は前後50:50、600馬力のハイブリッドカー、そして4シーターレイアウトを持ち、4輪トルクベクタリングを備える、と説明がなされています。
たしかに今回の画像を見ると、大人4人を収めるためか、ルーフが後方にまで延長され、ヘッドスペースを確保しているであろうことがわかりますね。
こちらがその際に「公式」として公開された新型アルファロメオGTVの画像ですが、リアクォーターウインドウを見ると、今回Twitterに投稿された画像に「近い」ようには見えますね。
なお、この画像を今改めて見ると、つい先日発表された新型コンパクトSUV、「トナーレ」に似ているようにも思われ、アルファロメオの顔つきは今後「この方向に」動くのかもしれません(アルファロメオは、この”トナーレ顔”を昨年から温めていた、ということになる)。
アルファロメオ”GTV”は伝統のビッグネーム
初代アルファロメオGTVは1960年代の登場ですが、これはアルファロメオ1750、アルファロメオ2000に設定されたスポーツクーペ。
その後のアルフェッタにも「GTV」が存在していますね。
現代(でもないか)の「アルファロメオGTV」というと、エンリコ・フミア氏のデザインした1996年登場のクーペを想起しますが、こちらは初代と異なり「FF」。※2005年まで販売されている
今回新たに登場するGTVは4WDとのことなので、アルファロメオ「GTV」はそれぞれの世代で駆動方式が異なるということになり、ある意味では「時代を反映している」とも言えそう。
アルファロメオは「8C」を復活させる
なお、新しく登場するアルファロメオGTVにはオープンモデルである「スパイダー」も登場すると言われていますが(伝統に則り、その場合はGTVと名乗らないとは思われる)、アルファロメオはさらに「8C」を復活させるとしています。
そしてこの8Cはカーボンモノコックシャシーを採用し、さらにはエンジンをミッドシップマウント。
エンジンは排気量不明ながらも「ツインターボ」だとされ、フロントホイールはエレクトリックモーターで駆動し、つまり「4WD」ということですね。
システム合計で700馬力を発生し、これによって0-100キロ加速は「3秒以下」だとされていますが、アルファロメオはF1参戦を機に「スポーツイメージ」を一気に強めることを計画していると思われ、新型GTV、8Cが登場すれば一気にイメージが変わることになりそうです。
アルファロメオはずっと「コンパクトカー(MiToやジュリエッタなど)」のイメージが強かったものの、ジュリア登場以降はその成功に刺激されて大きくラインアップが変わり、現在ではSUV”ステルヴィオ”も揃います。
そしてMiToは廃止され、残ったジュリエッタも「競争の厳しい」コンパクトカーセグメントを脱してSUVに変身すると言われていますが、プレミアムブランド化するであろう、今後のアルファロメオには大きな期待がかかりますね。
Alfa Romeo GTV: ecco la prima immagine del futuro veicolo https://t.co/2eQEJFqnc2 pic.twitter.com/LnrzUL2j4p
— ClubAlfa.it (@ClubAlfaIt) 2019年3月30日
Source: ClubAlfa