| ただし今のところはドイツ国内のみ |
「自分のポルシェを、ポルシェ伝統のレーシングカー同様のカラーリングにしたい」
「中古でポルシェを購入したが、ボディカラーがイマイチ好きになれない」
そう思うことがあるかもしれません。
現在のところドイツ限定ではありますが、そういったスッキリしない気持ちを解決するカスタムサービスが提供開始されることに(ポルシェ公認)。
これは、「セカンドスキン(Second Skin)」と題されたもので、要はラッピングになりますが、いくつかのパターンから好みのカラーやグラフィックを選べるようですね。
対象は911、718シリーズのみ
なお、現在のところこの「セカンドスキン」をチョイスできるのは911(991.2/992)、718ボクスター、718ケイマンのみ。
ポルシェの担当部署によると、「こういった、ヘリテージを反映させたグラフィック市場は群雄割拠だ。だから我々が直接、メインストリームとなるべくこのプログラムを立ち上げたのだ」。
気になる価格は「単色ラッピング」だと4000ユーロ、レーシングカー風のグラフィックを施したものだと5500ユーロ。
新車でなくともこのプログラムを選択でき、注文すると積車にて業者がクルマを引き取りに来て、その後ラッピングを施し、再度納車してくれるようで、もちろん施工したとしてもポルシェの保証対象内。
なお、ポルシェ911だともちろん「マルティニ」を選択可能。
これはストライプだけを施工するのではなく、ボディ全体をラップすことになり、ベースとなるカラーは「ホワイト」「ホワイトマット」「シルバーマット」「ブラック」「ブラックマット」の5色。
よって、「レッドにマルティニ」「グリーンにマルティニ」は選択できないということになりますが、それはポルシェが「それらのカラーリングは似つかわしくない」と考えている(よって、ポルシェが認めるカラーのみを提供)のかもしれません。
718ケイマンに「セカンドスキン」を施工するとこんな感じ
残念なことに、718ケイマンには「マルティニ」は用意されず、利用できるのは「スピードライン」「トラック」「ポールポジション」と題された3パターン、そして単色のみ。
たとえば「スピードライン」はこういったグラフィックで、これは説明不要、917”ザルツブルグ”をイメージしたものですね。
ブルー版。
グレーにオレンジ。
「トラック」だとこんな感じですが、これは「ガルフ」を意識したカラーリンですね。
ただ、上の「スピードライン」同様、モロに「917ザルツブルグ」「ガルフ」と謳うわけではなく、ちょっと”ずらした”表現が採用されています。
おそらくは商標の関係、そして今回のサービスがポルシェ「直接」の提供ではなく、外部との提携であることに起因するのかも。
ブラックにグリーン。
「ポールポジション」はちょっと渋めのカラーを持っていて、こちらはブラックにグレー。
さらに濃いグレーとブラック。
シルバーにグレー。
そして「柄のない」単色ラッピングも。
単色だとCaribbean Blue、Carmine Red、Olive Green、Chalk Gloss、Racing Blue、Racing Green、Magnesium Satin、Aluminium Gloss、Stainless Steel Metallic Gloss、Titanium Satin、Graphite Satin、Sylter Sand、Summer Gloss、Forest Green Gloss、Sunset Gloss、Champagner Metallic Glossy、Starlight Black、Deep Ocean Blue、Midnight Blue、Deep Black Metallic、Pure Black Gloss、Pure Black Satin、Pure Black Matte、Pure White Satinが選択可能。
なかなかに珍しいカラーを選択できる他、ポルシェ純正色では用意されない「マット(サテン)」を選べるのもいいですね。
今のところはまだまだ対応できるグラフィックが少なく、対応可能な国も限定されますが、グラフィックについては今後ロスマンズやピンクピッグなどにも拡大したり、対応可能な国も増加したりするのかもしれません。
VIA: Second Skin