| ブガッティ・ヴェイロンは450台を作るのに10年かかった |
ブガッティが「200台目の」シロンを完成させ、工場から送り出したと発表。
この200台目のシロンは限定モデルの「シロンスポーツ110 Ans エディション」で、ブガッティ創立110周年を記念したクルマ。
このシロンスポーツ110Ansについては限定台数は20台となりますが、これまで公開されたシロンスポーツ110Ansや、今回納車されるシロンスポーツ110Ansのボディカラーはすべて同じで、ということは「シロンスポーツ110Ansのボディカラーはこの1色だけ」なのかも。
ちなみにこのボディカラーは、カーボンの上に「マットクリアブルー」をペイントした「スティールブルー」なる専用色だとアナウンスされています。
納車を受けるのはスイスのオーナー
なお、この「200台目の」シロンスポーツ110Ansにはオプションの「スカイヴュールーフ」が装着。
これは開閉自体はできないものの、ルーフに2枚のパネルを使用することで「開放感と、2センチほどのヘッドクリアランス」が手に入るもの。
なお、納車を受けるのはスイス在住のオーナー、とのこと。
なお、シロンの生産はすべて「手作業」で行われ、1台の製造にかかるのは「10ヶ月」。
最終段階の仕上げだけでも8週間が必要だといい、とにかく手の混んだクルマということになりそうですね(ブガッティの言う、”クルマと同時に芸術を生み出している”という表現に偽りはなさそう)。
ブガッティは2016年にシロンを発売。
生産を開始した2017年には70台を生産し、翌2018年には76台を生産。
そして2019年半ばで累計200台を達成しており、順調に生産が進んでいるということになりますが、2019年には、習熟効果によって通年で80台を生産する予定だとも述べています。
なお、シロン全体の生産台数は「500台」に限定され、しかしすでに400台の注文を受けている、と以前に報道されています(シロンは購入に際して厳しい審査があり、お金を持っているだけでは買えないため、ほかの限定ハイパーカーに比較して販売ペースが早くない)。
つまり、残る枠はあと100台しかなく、このままのペースで販売と生産が進めば「あと3年半くらいで」500台の納車がすべて完了する、ということに。
ということは、ブガッティは「3年半」の期限がやってくるまでに新型車をなにか投入しないと「その後販売するモノがない」ということになり、しかし当然ブガッティは「そんなことは百も承知」のはず。
となると現段階ですでにシロン後継モデル、もしくは「別の」ニューモデルの開発を開始している可能性が高く、じきになんらかのウワサが聞こえてくるかもしれませんね。
VIA:Bugatti