| ここ最近、ロイヤルオーク・オフショア・クロノグラフの人気は凄まじい |
さて、オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフを予約。
ブラックセラミックのケースとベゼルを持つモデルで「REF. #26405CE.OO.A002CA.02」。
ケースバックはスケルトン(チタン製のケースバック)、プッシュボタンのガードやベルトのバックルはチタン製です。
なおアワーマーカー(インデックス)と針、ダイアル文字はピンクゴールドという仕様。
現在「(ぼくの好きな)ブラックを基調にしたゴールド」という仕様はオーデマピゲだとこの一本しかなく、以前から気になっていたモデルでもあります。
ちなみに予約については正規販売店によっても対応に差があり、「予約を受けることが出来ない」販売店と「予約を受けることができる」販売店とが存在。
さらに予約を受けることができる販売店であっても「全額前払(!)」を要求される販売店もされば「前金なし」で予約を受けてくれる販売店もあるので、このあたり複数の販売店を回ってみたほうが良さそうですね。
なぜロイヤルオーク・オフショアクロノグラフなのか
ぼくは今回注文したロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ以外にも2本のオフショアクロノグラフを持っていますが、いずれも「ステンレスケース」。
これまでもゴールドもしくはセラミック、カーボンケースが欲しいと思いながらも手に入れる機会がなく(カーボンケースは生産終了)、しかし今回ようやくそのチャンスが巡ってきたということになります。
なお、「予約」する必要があったのは、このモデルの人気が非常に高く、店頭在庫が全くないため(よって中古品のほうが新品よりも30〜40万円ほど高い)。
ただし現在待ち人数は「一人」だけなので、けっこう早く順番は回ってきそう。
▼こちらは最初に買ったロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「42ミリ」。ジャガー・ルクルト製ムーブメントを使用していた頃の製品
▼そしてこちらは2本めとして購入した、自社ムーブメントを搭載したロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ「44」。ステンレスケースで、すでに販売終了
オーデマピゲの腕時計にはデザイン的特徴がある
なお、オーデマピゲ・オフショアクロノグラフにはデザイン的特徴があって、それはケースとベルトとの境界にある2つの「ピンバックル」。
これがあることで、(それを知る人にとっては)ひと目でオーデマピゲだと知られることになり、ほかの腕時計ブランドとの大きな相違だと考えています。
現在、オーデマピゲは入手が非常に難しい
最近のオーデマピゲは販路を厳格に絞っており、数年前のように「並行輸入」が入ってきにくい状況となっています。
これはオーデマピゲのほか、ブライトリングやカルティエも同様の動きを見せていて、今後いずれのブランドの腕時計も「正規販売店にて、定価で購入する」のが通常なとなるのかもしれません。
ちなみに日本におけるオーデマピゲ・ブティック(専門店)は2件しかなく、銀座と大阪・心斎橋のみ。
その他インショップ形式での正規販売店は「ベスト新宿」「ザ・アワーグラス銀座」「ヨシダ」「カミネ」「イシダ」「アイ・ジュエリー・マキ」「アイアイ イスズ」「ウォッチキャッスル」「大丸天神」。※オーデマ・ピゲ公式サイトの販売店検索はこちら
こういった「厳しい」販売統制によって得られるのは「安定した販売価格」「高いリセール」、そしてそれらがもたらす「高いブランド価値」。
値段が上がる、高く売れるというバックボーンがあるからこそそのブランドそしてその製品が売れるということになり、これがロレックスのスポーツモデルそしてオーデマピゲ(とくにロイヤルオーク)に共通する部分でもありますね。
逆にタグホイヤー、オメガ、フランクミュラー等は大量に安価な並行輸入品が入ってくるので中古相場もそれにつられて安くなり、けっかとして「高価な正規輸入品を買おうとする人がいなくなる」という状況を招いて負のスパイラルへと陥ることに。
オーデマピゲは一つの資産
そういったこともあり、ぼくはオーデマピゲは一つの資産だと位置づけていて、「売ろうと思ったら、けっこういい値で売れる」ということもあり、「買えるチャンスがあれば買っておいたほうがいい、とも考えているわけですね。
なお、オーデマピゲの中でも高値を維持できるのは「ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフ」のみのようで、とくに44ミリ、そしてチタンモデルの人気が高いようです。
ロイヤルオーク・オフショアクロノグラフには「42ミリ」も揃いますが、44ミリとの相違はプッシュボタンとその周辺のガード。
42ミリは下の画像のように「割と普通」ですが、44ミリだと「なんかゴツい」形状を持っています。
ただ、最近は42ミリにもこういった「44ミリっぽい」形状を持つモデル(REF. #26480TI.OO.A027CA.01)も登場していますが、それでも44ミリとは「ケースバックがスケルトンではない」という差異もあり、42ミリと44ミリとでは差別化が図られているようですね(中古価格も42ミリのほうが割安ですが、そのぶん売るときも安いので、42ミリが好きだというわけでもなければ、頑張って44ミリを買うべき)。
なお、これに限らずですが、腕時計に関しては「安物買いの銭失い」という言葉がけっこうぴったりくると考えていて、安いからといって妥協したモデルを買ってしまうと、「売るときも安く」後に苦労することになりかねません。
よって、やはり高くとも「本当に欲しいもの」を買うのが長い目で見て一番いいのだろう、と考えています。