| なぜBMWのドライバーが世界で評価を下げているのかはナゾ |
さて、世間を騒がせている「あおり殴打」事件ですが、お盆期間中、別のBMW,がまたあおり運転を愛知で行っていた模様。
今回、FNNにて今度は愛知で「あおり運転」…ドラレコが捉えた「割り込み」「待ち伏せ」「車降り」の一部始終という報道がなされ、これは白いBMWのオーナーが執拗に対象車を狙い、最終的にはBMWから降りてきて対象車のほうへとやってくる、というもの。
幸いにも、絡まれた方のクルマに乗っていたドライバーの機転にて警察に通報し、その様子を見たBMWのドライバーはようやく諦めてその場を離れることとなっていますが、かなり恐ろしい出来事でもありますね。
ここまで世界中で同じ結果が出ているのは興味深い
そしてIT mediaではなぜ「BMW」は叩かれるのか “自己チュードライバー”のアイコンになる日という記事が掲載されており、日本だけではなく、世界中でBMWドライバーの評判がよろしくない、ということについて触れています。
ざっと内容を抜粋すると下記の通り。
・英国で最も迷惑な運転をするのはBMWドライバー ・BMWは道を渡ろうとする歩行者の前で止まらない ・乱暴運転などトラブルを起こす車種で最も多いのはBMW ・その場合のボディカラーは「ブルー」が最多、35~50歳の男性が多い |
ぼくは過去に3台のBMWに乗っているのでBMWを貶めるつもりはありませんが、日本でも運転免許の更新に行って、「悪い例」「事故を起こしている車両」に使用されている画像はBMWが多いなあとはずっと考えていて、やはり「そのオーナーが所有している製品と、そのオーナーとの気質」とはある程度の関連性があるのかも。
ちなみにメルセデス・ベンツについては「(車線変更時にウインカーを出さない人が多いので)メルセデス・ベンツにはウインカーレバーがついてない」と言われることがありますね。※これはどうやら日本だけで言われている事象ではないようだ
その人が持つ「製品」とその人との性質とには密接な関係性がある
なお、クルマではないものの、ファッションブランドや腕時計についても、そのメーカーとオーナー像というのがけっこう密接に結びついていると考えていて、実際にそのブランドの製品が欲しくても、「このブランドの製品を持つと、こういった人だと思われそうで、それは嫌だ」と考えることも。
そうなると、やはりブランドイメージを守るためには(そのメーカーは)オーナーを選ぶ必要があり、その点でフェラーリはやはり「ブランディングの最先端」なのかもしれません(一時、中国市場を重視していたが、中国にフェラーリを売るとイメージの低下を招くため、中国への販売を絞る方向へと切り替えたと思われる)。
ちなみに、ドバイ発の「5000馬力」ハイパーカー、デヴェル・シックスティーンをリリースした会社いわく、「オーナーがクルマを選ぶのではない。クルマがオーナーを選ぶのだ」ということですが、すべてのプロダクトにおいて、少なからずその傾向があるのでしょうね。
英国のBMWドライバーはこんな印象
そしてITmediaの記事中にもある英国の統計について、これは英国の保険比較サイト、GoComapreが2,000人を対象に、「イギリスで、もっともマナーの悪いドライバー」という調査を行ったもの。
これによると、24%の人々が「BMWがもっとも迷惑だ」と答えていますが、地域によっても差があり、北アイルランドだともっとも高く、35%がBMWを「嫌い」だとしています。
なお、2位は「フォード・トランジット」。
これは日本で言うハイエースのような商用バンですが、これが英国で2番めに「迷惑」というわけですね。
ただ、別の調査だと、このフォード・トランジットは他の車種よりも平均して3.8倍も事故が少ないという統計もあり、「迷惑ではあるが安全」ということになりそう。
参考までに、「もっともマナーの悪い」メーカー、車種TOP10は下記の通り。
順位を見ると日本とは異なる印象があり、トヨタ・プリウス、レクサスが「低い」ようにも思えます。
1. BMW・・・24% 2. フォード・トランジット・・・21.8% 3. ロンドンタクシー・・・14.1% 4.アウディ・・・ 9% 5.フェラーリ・・・ 6.3% 6.ポルシェ・・・5.7% 7. スバル・・・ 4.2% 8.メルセデス・ベンツ・・・4.1% 9. フォルクスワーゲン・ゴルフ・・・ 2.9% 10.ヴォグゾール・アストラ・・・2.5% 11. トヨタ・プリウス・・・ 2.1% 12. フォード・フォーカス・・・1.9% 13.レクサス・・・1.5% |