| デザイン、存在感、実用性、走行性能すべてに磨きをかけた |
先日よりティーザーキャンペーンが行われていた、「新型メルセデス・ベンツGLEクーペ」、そしてメルセデスAMG GLE 53 4MATIC+クーペの公式フォトと詳細が公開に。
「クーペSUV」としてはBMW X6(こちらはモデルチェンジしたばかり)、そしてポルシェ・カイエン・クーペ(こちらはブランニューモデル)と競合することになりますが、そういった競争の厳しさを反映してか、さらにその魅力に対し磨きをかけてきたようですね。
なお、SUVボディの「GLE」は昨年秋に新型に切り替わっており、これに続いて「クーペボディ」も新型に切り替わった、ということになります。
新型メルセデス・ベンツGLEクーペは「存在感」を強調
フロントだと新デザインを持つグリル、ヘッドライト、バンパーが目に入りますが、その印象は先代と大きく変わり、新型CLSやAクラスの持つプレデター・フェイスへと変更され、相当にアグレッシブな顔つきへ。
メルセデス・ベンツによると、「クーペのエレガンス、そしてスポーティーさを強調」したとのことで、ルーフラインは「さらにクーペっぽく」。
一方でSUVとしての押し出しの強さを維持するために大きなフロントグリルを維持していますが、それでもエアロダイナミクスは先代比で9%改善しているといいます。
メルセデス・ベンツGLEクーペに採用されるのは「ダイヤモンドグリル」、そしてクーペモデルに採用される「ウイング」形状のルーバー。
リアだとテールランプ形状が変更を受け、やはりCLSやAクラスっぽいデザインに。
リアバンパー下部の「ブラック」パーツの面積が縦に拡大される一方でボディカラー同色部分が上に追いやられ、結果としてウェッジシェイプが強調されているようにも思います。
なお、テールパイプ周辺にはクロームの加飾が追加されていますね(フロントエプロンにもやはりクロームの加飾が追加)。
先代に比較するとルーフの傾斜が強くなり、リアフェンダーの張り出しがより大きく。
サイズは先代比で全長+39ミリ、全幅+7ミリ、ホイールベースは+20ミリとなり、より余裕のあるボディを持つことがわかります。※ボディサイズは全長4939ミリ、全幅2010ミリ
新型メルセデス・ベンツGLEクーペは快適性、走行性能にも磨きをかける
シャシーについては、オプションにてより快適性や走破性を拡大できることが特徴となり、AIRMATICエアサスペンション、E-アクティブ・ボディコントロール(48ボルトシステム採用)が用意される、とのこと。※メルセデスAMG GLE53 4MATICクーペにはAMGライドコントロール、AMGアクティブボディコントロールが標準装備
メルセデス・ベンツGLEに採用されるエンジンは272馬力(350d)もしくは330馬力(400d)のディーゼルエンジンで、トランスミッションは9速AT、駆動方式はもちろん4WD(0-100%の間で前後トルク配分ができる)。
エンジンについてはもちろん仕様地によってラインアップが変更されると思われ、日本仕様がどうなるのかは不明ですが、現在の日本におけるGLEクーペはディーゼルエンジンのみの展開なので、ガソリンエンジンは入ってこないのかもしれませんね。
インテリアについてはメインメーターとして12.3インチ、インフォテイメントシステムとして12.3インチの液晶パネルが装備。
シート形状は「スポーツ」、ダッシュボードに貼られるのは新素材「Artico」とのこと。
もちろん最新バージョンのMBUXも備え、アマゾンミュージックにも対応しているようですね(ポルシェ・タイカンに続いて似例目?)。
なお、クーペといえどもラージサイズSUVなので十分な荷室容量が確保されており、後席シート使用時でも655リッター、シートを倒すと1790リッターに増加可能(シート自体は40:20:40可倒式)。
これは先代GLE」クーペに比較して70リッター以上増加したとのことで、メルセデス・ベンツいわく「クラス最大」。
メルセデスAMG GLE53 4MATIC+はこんな感じ
そしてこちらはGLEクーペのハイパフォーマンスバージョン、メルセデスAMG GLE53 4MATIC+。
搭載されるエンジンは3リッター直6ガソリン、出力は435馬力。
トランスミッションは9速AT、駆動方式は4WD。
走行性能にあわせてブレーキシステムも強化され、レッドキャリパーがホイールから覗きます。
フロントグリルはAMGモデルらしく縦線をモチーフにした「パナメリカーナ・グリル」。
さらにはグリル中央のメルセデス・ベンツのエンブレム外周は「ダブルサークル」となっていることも特徴。
フロントボンネットもGLEクーペに比べてパワードームの盛り上がりが大きいようですね。
インテリアについてはGLEクーペと大きな変更はなく、しかしレッドのアクセントや、スウェード調の素材「ダイナミカ」が採用されていることがAMGモデルならではの相違点です。
VIA:Mercedes-Benz