| しかもフェラーリの新型車はこれだけではない |
フェラーリCEO、ルイス・カミレッリ氏は、数週間前に開催された第二四半期の決算報告において「9月に2つのニューモデルを発表する」とコメントしていますが、その2つのモデルとは「F8トリブート・スパイダー」と「812スーパーファスト・スパイダー」であることが判明。
これはフェラーリのVIP顧客が自身のインスタグラムにて、ノベルティと思われる画像を公開したことから明らかになっています。
今のところ正式な車名は「謎」
なお、このノベルティには「NEW V8スパイダー」「NEW V12スパイダー」とだけ記されており、「F8トリブート」「812スーパーファスト」の文字はないものの、そのシルエットや特徴からすると、どうみてもこれら二車のオープン版。
ちなみに正式名称が何になるのかは不明ではあり、V8スパイダー、V12スパイダーがそのまま採用されるかどうかも謎のまま。
フェラーリは2019年において、これまでにないほどのニューモデルを公開することになり、3月にはF8トリブートそしてP80/C(これはワンオフモデルですが)、さらに5月にはSF90ストラダーレが発表されたばかり。
そして9月にはこの2つのニューモデル、11月には新型GTを発表するとしていて、「ものすごい勢い」で新型車を発表している、ということになりますね。
なお、11月の「GT」については現在情報はなく、しかし「V6エンジン搭載モデルでは」というのがもっぱらのウワサです。
さらにフェラーリはブランド初となるSUV「プロサングエ(実際の車名はわからない)」の発表も控えており、一気にそのラインナップが拡大する、ということになりますね。
なぜフェラーリは急に「拡大戦略」に?
フェラーリは中期計画としてそのラインナップ構成の見直しを発表しており、「スポーツ」「GT」「スペシャルシリーズ」「ICONA」というラインナップへと移行することを発表済み。
「スポーツ」はF8トリブートや812スパイダー、そしてそれらのオープンモデル。
「GT」はポルトフィーノやGTC4ルッソ、「ICONA」は過去のヘリテージを活かしたモンツァSP1/SP2のような少量生産モデル、「スペシャルシリーズ」は488ピスタのような特別なモデルを指すようですね。
販売構成としてはスポーツが50%、GTが40%、ICONAとスペシャルシリーズが5%づつという内訳をイメージ。
フェラーリは2018年に9,251台を販売していますが、このままのペースだと軽く1万台を突破して12,000台くらいまで伸びることになりそう。
ただ、フェラーリとしては希少性を保つために特定モデルの販売台数を制限すると思われ、その販売方法も変わってくることになるのかもしれません(買いやすいモデルと、そうでないモデルとの差がより顕著になることが予想される)。
VIA: trax_x