| 11月にはDTMマシンと共演の予定も |
トヨタ、ホンダ、日産が合同記者会見にてSUPER GTシリーズ GT500クラスに参戦するレース仕様のスープラ、GT-R、NSXを発表。
2020シーズンからレギュレーションが新しくなり(CLASS 1)、これによって出場するマシンはいずれも「620馬力以下の2リッター4気筒ターボエンジンを使用し、これをフロントに」搭載することが義務付けられることに。
トヨタ・スープラが国内の選手権に参戦するのは2006年以来
まずはスープラですが、スープラの名が国内のシリーズ戦に登場するのは2006年以来。
画像を見るにボディパネルはすべてカーボンに置き換えられ、アグレッシブなフロントバンパーに巨大なオーバーフェンダー、スワンネックスタイルのリアウイング装備。
もちろんトヨタのモータースポーツ活動を統括する、Gazoo Racing(GR)からの発表です。
フロントバンパー内には大きなラジエターが内蔵され、ボンネットには冷却のための大きなスリット。
フロントフェンダーにはエア抜きのためのルーバーが見えますね。
NSX-GTはなんとフロントにエンジンを搭載
そして次はNSX-GT。
レギュレーションに従ったため、なんと「フロントエンジン」に。
もちろんハイブリッドシステムも取り払われているので、もはやNSXのアイデンティティをすべて失ってしまうことに。
こちらもやはりカーボンファイバー製のボディにアグレッシブなエアロパーツを持ちますが、フロントにエンジンが入っているとは思えないほどボンネットが低く見えますね(よほどエンジンが低くマウントされていると見える)。
日産GT-R NISMO GT500もやはり2リッターターボ
最後は日産GT-R Nismo GT500。
もちろんこの車両もレギュレーションに従ってエンジンが2リッターターボにダウンサイジングされています。
ボディはマットブラックですが、おそらくボディパネルはカーボン製だと思われます。
なお、11月にはSUPER GTとDTMとの共演「Super GT x DTM Dream Race」がホッケンハイムにて開催されることになり、今回発表された3台のレーシングカーとともに、アウディ、BMW、アストンマーティンが走る、ともアナウンスされています。
加えて、DTMに参戦する12台が日本へ運ばれ、日本でもレースが行われるようですね。
ちなみにBMWのDTMマシン、「M4 DTM」はこんなクルマ。
DTMでも2リッター4気筒ターボを使用することが義務付けられています。