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BMWがバイクにも「M」モデル設定とのウワサ。なぜBMWは急に「自動運転」「エレクトリック」から「スポーツ」へと転向したのか?

2019/09/27

| それは「エレクトリック」だと誰も興味を示さないからだとボクは考える |

BMWがバイクにも「M」を設定するのでは、というウワサ。
これまでBMWがバイク(BMWモトラッド)にMモデル(市販)を設定した例はなく、しかし今回、欧州の特許庁にあたる機関に「M1000RR」「M1300GS」「M1000XR」の商標を届け出たことが明らかになっています。

BMWのバイクについて、現在ハイパフォーマンスモデルには「S」の文字が付き、たとえば「S1000RR」といった具合ですが、これが「M1000RR」に置き換わったり、ということなのかもしれません(もしくは追加)。

「M」バイクは既存の「S」の上に新設定?

ちなみに現在「S1000RR」「S1000XR」というモデルはBMWモトラッドのラインナップに存在し、しかし「1300GS」は存在せず、そのかわりにあるのはR1250GS。
よって「M1300GS」は排気量をアップしたブランニューモデルとして登場することになりそうで、それを考えると「Mバイク」は「S」の置き換えではなく追加になるのかもしれません。

いずれにせよ、「Mバイク」が登場するとけっこう大きな話題を呼ぶ可能性もあり、BMWの「モータースポーツ」イメージを押し上げるのは間違いなさそうですね。

BMWは「モータースポーツ」を今後の核に?

なお、BMW(4輪のほう)は新規にハイパフォーマンスV8エンジンを開発中だと伝えられ、メルセデス・ベンツが「ガソリンエンジンの新規開発を中止」したのとは対照的。

BMWは数年前まで「エレクトリック、自動運転」を全面に押し出していたものの、ここへ来て急に「モータースポーツ」をブランドの核として押し出そうとしているようにも感じます。

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もちろん今後、実際の販売の現場としては「エレクトリック」が主流になるのは間違いありませんが、エレクトリックでは話題にも人の心を引きつけることにもならず、やはり「ハイパフォーマンス」が話題作りには欠かせない、と実感したのだろう、と考えています(よって”モータースポーツ重視”はブランディングの一環であり、実際にハイパフォーマンスモデルを売って稼ぐという意味ではないと思われる)。

ちなみにBMWは100周年記念として「BMW」「ロールスロイス」「MINI」「BMWモトラッド」からそれぞれコンセプトモデルを発表していますが、いずれも「自動運転」「エレクトリック」を標榜したものであり、人々が期待していた「ハイパフォーマンスカー」とはかけ離れたものであったので(多くは”M1”後継モデルを期待していた)、相当な落胆を招いたことも。

そのせいかBMWでは深刻な客離れを起こしてしまい、結果として社長は更迭されることになっていますが、最近ではヴィジョンMネクスト・コンセプトを発表するなどスポーツ路線にも力を入れる傾向が見え、これが新しいCEOの戦略なのかもしれませんね。

BMWモトラッドも「Mカラー」

そしてBMWはそのモータースポーツ部門のイメージカラーとして、「白地に紺、水色、レッド」のカラーを用いており、これは通称「Mカラー」と言われるものの、幸いなことに4輪だけではなく2輪にも使用されています。

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よって、ここからバイク部門に「M」を設定したとしても、「Mカラー」がすでに(バイクに)採用されているために、すんなり受け入れられるかもしれませんね。

なお、この「Mカラー」については由来が公式に語られたことはなく 一つの説としては、「ブルーはBMWをあらわすカラー、パープルはモータースポーツとテクノロジー、レッドは情熱」。
またある説としては「ブルーはBMWとバイエルン州を表し、レッドは当時BMWのスポンサーであったテキサコのカンパニーカラー、パープルはその中間」。だとされています。

2輪、4輪両方を作るメーカーは少ない

なお、BMWは2輪と4輪両方を製造する数少ないメーカー。
意外なことに2輪と4輪とは近いようでそうではなく、この両方を作るのはほかにホンダ、スズキ、プジョー、KTMあたり(以前にメルセデスAMGとMVアグスタが提携していたり、ランボルギーニがドゥカティを傘下に収めているという例もある)。

かつ、これらのメーカーにおいても販売網含め「2輪と4輪」との乗り入れはほぼなく、とくにホンダは「2輪部門と4輪部門との仲が(非常に)よろしくない)」とも。
とくに2輪部門は業績好調、4輪はイマイチということもあり、2輪部門のほうがより高い自尊心を持ち、4輪部門とは一緒にされたくないという風潮があるとも聞いています。

そして非常に珍しい例ではありますが、欧州限定にて「同メーカー内における2輪と4輪とのコラボ」として、スイフトスポーツにスズキ・カタナをイメージしたモデルが設定されたことも。

スズキ・スイフトスポーツに「まさかの」カタナとのコラボモデル登場!専用ホイールとタイヤ、車高調やスポーツマフラーを装備して30台のみ限定生産

VIA: Motorcycle.com

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