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ジープと「ハマーの製造元」AMゼネラルとのコラボにて”軍用グラディエーター”誕生。現在はコンセプトなるも採用されれば久々に米軍にジープ復活

投稿日:2019/11/04 更新日:

| ハマーはジープの後継車という位置づけだったが、買収や譲渡によって現在は別の運命を歩むことに |

ジープと(軍用車、ハンヴィーを作っている)AMゼネラルとのコラボレーションによる、「ジープ・グラディエーター・エクストリーム・ミリタリー・グレード・トラック・コンセプト」が発表に。
これは見かけを「軍用車っぽく」仕立てたクルマではなく、実際に軍用車としての使用を想定したもの。
アメリカ陸軍に対してもプレゼンテーションが行われ、このジープ・グラディエーター・エクストリーム・ミリタリー・グレード・トラック・コンセプトは、運搬用や指揮用など、その目的に応じてフレキシブルに装備を変更し(おそらく安価に)対応できるのが特徴だとされています。

ジープ・グラディエーターはこんなクルマ

ジープ・グラディエーターは26年ぶりに復活を遂げたラングラーのピックアップ版。
発表と同時に200以上もの純正カスタムパーツが発表されており、大いに盛り上がっているクルマでもありますね。
通常のドアの代わりにチューブラードア、ヘビーデューティーなオフロード用ホイール/タイヤ、ウインチやリフトアップサスペンションといったパーツで「世界中どこでも走れる」仕様にカスタムできるわけですが、ジープ自体もカスタムを強く推奨しているクルマです。

ジープ「グラディエーターはジープ史上もっともオプションが装着される車になるだろう」。メーカー主導でカスタム例を示して購入意欲を掻き立てる戦略へ

AMゼネラルはこんな会社

AMゼネラルはハマー「H1」のベースとなった「ハンヴィー(HMMWV=High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle(高機動多用途装輪車)」を製造している会社。

かつてAMゼネラル(の前身であるウィリス・オーバーランド社)は「ジープ・ウィリス」を製造していたことでも知られますが、その「ジープ」はアメリカンモーターズに買収され、そのアメリカンモーターズは1987年にFCAに吸収されたことから、現在FCAは「ジープ」の商標を使用することに。
「ハンヴィー」についてはジープの後継という位置付けにて1970年代からAMゼネラルが開発を開始し、米軍に納入を行うもののAMゼネラルごと1992年にレンコ・グループに買収され、そこからハンヴィーを「ハマーH1」として転用し、民生用への道を開きます。

ただ、その後業績が悪化して「ハマー」の名称をGMへと売却し、しかし生産そのものはGMから委託される形で「ハマーH2」を作り続けるもやはり内容が改善せず、AMゼネラル自体が売りに出ている、とも言われていますね。

そして、このAMゼネラルの「売り」に興味を示したのが「ジープ」ブランドを持つFCAだと言われていますが、今回AMゼネラルとFCAとが共同にてジープ・グラディエーター・エクストリーム・ミリタリー・グレード・トラック・コンセプトを発表したところを見ると、FCAはAMゼネラルになんらかの出資等を行ったのかもしれませんね(もともとはFCAが所有していた会社でもありますし)。

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そして「国が購入する」軍用車といえど安価に収まるに越したことはなく、よって今回、FCAとAMゼネラルは、「より安価に供給できる」軍用車としてジープ・グラディエーター・エクストリーム・ミリタリー・グレード・トラック・コンセプトを発表し、米軍に提案したと考えて良さそう。

ベースはグラディエーターなるも、AMゼネラルの持つ軍用車の経験を反映した「タフな」車両ということになり、もし米軍にこれが採用されることになれば、長い紆余曲折を経て「米軍にジープが復活」ということになるのかもしれません。

 

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