| エンジン出力は一気に114PSもアップ。出力向上は需要がありそう |
ロールスロイスのフラッグシップ、ファントムをカスタムしたチューナーが登場。
そのチューナーとはドイツのSpofecで、ロールスロイス・ファントムを”リファインした”として今回のカスタムカーを紹介しています。
画像を見るに、フロントバンパーをまるごと入れ替え、これは純正に比較するとロワーグリル、バンパー左右に「出っ張り」が追加されたデザインですね(基本的には純正形状を踏襲している)。
基本的には純正デザインをリスペクト
さらにはサイドステップもウイングレットつきのエアロ形状へと改められ、ホイールはオリジナルの24インチへ(製造はヴォッセン)。
フロントフェンダーの「ロールスロイス」エンブレム周辺には それを強調するようにカバーが装着されています(エアを抜く構造を持つようにも見える)。
サイドから見ると、フロント~サイド~リアアンダーのラインが連続していることが確認可能。
車高は40ミリダウンしており、Sporfecはそのためにオリジナルでアダプティブサスペンションのコントロールモジュールを製作していて、時速140km/hではさらに車高が(自動的に)低められるようですね。
ホイールデザインも純正に近いものを採用し、純正へのリスペクトが感じられます。
ホイールのリム幅は10インチで72色を選択できるとされ、仕上げは塗装もしくはポリッシュが選べるようですね。
なお、タイヤサイズは395/30。
リアバンパーも交換済みで、両サイドに大きなダクトが設けられています。
ちなみにフロントバンパーはカーボンファイバー製。
ロールスロイスにふさわしい品質を備えているようです。
インテリアは大きく変わっていないように見えるものの、エンジンには手が入っており、6.75リッターV12 ツインターボは114PSアップの685PSへ。
0-100km/h加速は5.0秒(EEB=ロングホイールベースは5.1秒)、最高速は紳士協定による250km/hにとどまる、とのこと。
なお、ロールスロイス・ファントムのほとんどがオーダーメイドだとされ(カリナンは100%)、その品質を考えると購入者はまずアフターマーケットでのカスタムよりも「純正カスタム」を選ぶ可能性が大。
よってロールスロイスのカスタム需要は低いかもしれませんが、中古にて購入した場合などは「自分仕様に」変更するためにアフターマーケット製パーツが選ばれるのかもしれません。