| ほぼガヤルドの面影が感じられないくらいに内外装をカスタム |
マツダにて10年近くもデザイン業務に関わり、当時のロードスターやアクセラの市販モデル、そしてトップギアが全焼させてしまった風籟/FURAIコンセプトのプロジェクトにも携わったカルロス・サラフ氏。
今回紹介するのはそのカルロス・サラフ氏がデザインしたスーパーカー、Salaff C2」。
2018年8月にはペブルビーチにてプロトタイプが公開されていますが、今回はそのスタジオフォトがリリースされています。
なお、今回撮影したのはフォトスタジオのINK。
このエキゾチックさは中東あたりで人気が出そう
こちらはフロントから。
車幅いっぱいにまでフロント開口部が広げられており、ヘッドライトもボディサイドギリギリまで出されているため、見た目の印象は「超ワイド」。
車体はブロンズにメタリックグレー、そしてゴールドのアクセント入り。
サイドから見ると、リアがかなり延長されていることがわかります。
ホイールはディッシュ形状を持ち、往年のスーパーカーコンセプトのような雰囲気もありますね。
こちらは以前に公開されたプロトタイプ。
この時点ではまだ通常のホイールを装着していたものの、最新バージョンではホイールが車体とマッチしたデザイン、さらにセンターロックへと変更されています。
リアはこう。
薄く広いリアウイングにテールランプなどが内蔵されているようですね。
なお、フロントフード、リアフードはエアロキャッチ(クイックリリース)固定。
センターロックホイールといい、意外や「サーキット志向」のように思えます。
サラフC2のインテリアはこうなっている
そしてこちらがサラフC2のインテリア。
あれ?どこかでみたことがあるぞ?と思うかもしれませんが、それもそのはずで、ベースとなっているのはランボルギーニ・ガヤルド。
エンジンや車体、そして内装も基本的にはガヤルドを流用しており、エクステリアだとフロントやサイドウインドウがガヤルドのままで、インテリアではステアリングホイイール、センターコンソール、シフトゲート、パーキングブレーキレバーなどにその面影が感じられます。
反面、メーターやスイッチ類はオリジナルへと置き換えられています。
ダッシュボードはブラックのアルカンタラ、そしてヴィンテージ調のレザー。
この「ヴィンテージ調レザー」はとくにイタリアで(靴や家具でも)好まれるようで、フェラーリやランボルギーニでも用意されていますね。
反面、北米ではあまりこれを選ぶ人がおらず、かなり「好き嫌いが分かれる」素材だと言えそうです。
なお、カルロス・サラフ氏は自身の名を冠したコーチビルダー「サラフ」を立ち上げており、おそらくこの「C2」を発売する計画を持っていると思われるものの、その価格等詳細は現在未公開となっています。
benedict redgrove photographs the boundary-pushing form of the SALAFF C2 supercar https://t.co/rmfyA1j4Kf pic.twitter.com/VoKikkPjZy
— designboom (@designboom) 2019年12月2日
VIA;Ink, salaff