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大丈夫かミニ!今度は「ミドシップ2シータースポーツを発売」と報じられる。しかも近いうちに開発へのGOサインが出るようだ

2020/02/10

| 2014年の”ミニ・スーパーレッジェーラ”の再来か

いまひとつ方向性が定まらないという印象のあるミニですが、今度は「ミドシップスポーツを発売」というウワサ。
BMWグループはは2019年に「販売台数ベースで過去最高」を記録していますが、その原動力となったのはBMWの「M」モデル。
そのMモデルは前年比で32%増という伸びを記録したものの、ミニブランドは4%の伸びにとどまり(それでも伸びたのには驚き)、そこでBMWは「ミニを成長させるには、Mモデル同様のスポーツブランドに移行するしかない」と考えたようです。

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新型ミドシップミニは「フルエレクトリック」の可能性も

そして今回オーストラリアのカーメディア、motoringが報じたところによると、ミニブランドのコミュニケーション部門を管理するアンドレアス・ラムカ氏の言として「ミニのミドシップモデル開発にゴーサインが出されるのは時間の問題」というものを紹介。
つまりBMWは実際にミニブランドからミドシップスポーツを発売するという計画を進めることになるようですが、これについてはガソリンエンジンのほか、「モーター」を動力とする可能性もあるようですね。

なお、ミニのミドシップスポーツといえば2014年に発表された「ミニ・スーパーレッジェーラ」。
これはコンセプトカーにとどまるものの、カロッツェリア・トゥーリングと共同して制作したもので、ミドシップレイアウトを持つ2シーター。
そして「スーパーレッジェーラ=超軽量の名の通り、軽さを武器にしたクルマになると思われ、実際にこのクルマが発売されれば、直接の競合はアルピーヌA110となるのかもしれません。

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ちなみにこのミニ・スーパーレッジェーラが発売されるというウワサは2015年、2017年にも出ていて、具体的に2019年に発売されると言われたことも(当然ながら実際には発売されていない)。

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ミニが軽量スポーツ「スーパーレッジェーラ」発売?ミニ・ブランドを再考してみる

ミニはかつて「ミドシップ」ではないものの「ミニ・クーペ」「ミニ・ロードスター」なる2シータースポーツを発売していたことがありますが、これは商業的には「大コケ」してしまい、1代限りで消滅してしまったという悲しい経緯を持つモデル。
もちろんミニはこの痛手を忘れたわけではないと思われるものの、「いや、あれはフロントエンジンだから失敗したのであって、ミドシップであれば成功するはず」と考えているのかどうかはちょっと謎。

もしミニブランドから2シーターミドシップスポーツが発売されれば、それは「おもしろいクルマ」となるのは間違いないと思われますが、もはやそれはミニのヘリテージとはほぼ関連性がなく、わざわざそのクルマを購入する意味は薄いのかもしれません(アルピーヌA110を購入したほうがずっといいと思われる)。

なお、ミニはこれまでにも幾度となくその方向性がブレており、過去には複数回「セダン」を発売するという話が出ていますし、最近でも「ロケットマン」を発売するというウワサが出てきたところ(これも一度や二度ではない)。
現在は「エレクトリック」方向に進み、中国生産にシフトするというのが既定路線ではあるものの、今回それに加えてミドシップスポーツのウワサが出るということは、その(エレクトリック)方向に対しても「一直線ではない」のかも。

VIA: Motoring

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