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アストンマーティンが88台限定、1億円超のV12スピードスター発表!700馬力、フロントスクリーンなし、最高速度は300km/h

2020/03/04

| ヘルメットなしには乗ることができない |

アストンマーティンがかねてより予告していた「V12スピードスター」を公開。
搭載されるエンジンが「V12」になるということは事前に明かされていて、てっきりDB11かDBSスーパーレッジェーラがベースになると考えていたものの、画像を見る限りでは意表を突いて(V8エンジンの搭載しかない)ヴァンテージの車体が使用されているようですね(アストンマーティンによれば、V12スピードスターはDBSスーパーレッジェーラとヴァンテージとのミックス)。
このV12スピードスターはもちろん、アストンマーティンのパーソナリゼーション部門「Q」によって製造されるものですが、開発には12ヶ月を要した、と発表されています。

「スピードスター」は一つの流行

なお、一昨年あたりからスピードスター市場は大きな盛り上がりを見せていて、たとえばポルシェは「911スピードスター」を、フェラーリは「モンツァSP1/SP2」を、そしてマクラーレンは「エルヴァ」を発表(ベントレーも”バカラル”を発表した)。
いずれも限定モデル扱いとなり、それぞれブランドのヘリテージを反映した仕様を持っています。

そして今回のV12スピードスターもアストンマーティンのルーツを色濃く反映したもので、1953年のDB3S、1959年のDBR1のイメージ、そして2013年のCC100スピードスターコンセプトとを融合させたもの。

こちらはまずDBS3。

DBR1。

CC100スピードスター・コンセプト(100周年記念のコンセプトカー)。

そして今回のV12スピードスター。

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車体そのものはヴァンテージそしてDBSスーパーレッジェーラとのミックスだとされていますが、ボディパネルの多くには軽量化のためにカーボンファイバーが用いられ、エンジンには5.2リッターV12ツインターボが採用(700馬力にチューンされている)。
トランスミッションはZF製の8速が組み合わせられ、駆動輪はもちろん後輪のみ。
0-100km/h加速は3.5秒、最高速はリミッターにて300km/hに制限されています。

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ホイールは21インチサイズのセンターロック、ブレーキディスクはカーボンセラミック。

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シート後方のコブ(ハンプ)はクリア仕様となり、内側には2名分のヘルメットを収納。
特徴的なテールランプはヴァンテージからの流用ですが、中央部はウイングと一体化した独特の形状を持っています。

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アストンマーティンV12スピードスターのインテリアはこうなっている

インテリアは非常にユニークで、2シーターながらも助手席と運転席は「区切られて」います。
内装はカーボンファイバー、アルミニウム、クローム、3Dプリントされたラバーが使用され、ダッシュボードには取外し可能なレザー製バッグが取り付けられています。

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アームレストやバッグを固定するストラップはレザーとラバー、ファブリックが組み合わせられ、ドアオープナーもレッドのストラップ。

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そして運転席と助手席との「仕切り」、ドア内張りにはF/A-18ホーネットのグラフィック。

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これは「コンセプチュアルパッケージ」に含まれるもので、スカイフォールシルバーのボディカラー、サテンブラックのエキゾーストパイプ、ブラックレザー内装等がセットになったもの。

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もちろんこのパッケージを選ばずに自分の好きなボディカラーや内装色も選択可能です。

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なお、アストンマーティンV12スピードスターは88台の限定生産となり、その価格は95万ドルから。
つまり価格は1億円を超えるということになりますが、おそらくは「即完売」となりそうですね。

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VIA:Carfection, AstonMartin

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