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2次元から3次元へ!CGアーティストの考えた「仮想世界のVWゴルフGTI」が実際に製造されるようだ

2020/04/08

| 担当するのはドイツの過激チューナー、Proir Design |

レンダリングアーティスト、Khyzyl Saleem氏が作成した”フォルクスワーゲン・ゴルフGTIのバーチャルカスタム”がどうやら「現実になる」模様。

同氏はこれまでに「サイバーパンク風」を中心とした、近未来の退廃的な雰囲気を持つカスタムをCGにて作成して(主に同氏のインスタグラム上にて)提案してきましたが、そんな中の一つがこのフォルクスワーゲン・ゴルフGTI。

この作品自体は数ヶ月前に投稿されたもので、しかし今回JPパフォーマンス、そしてドイツのプライオア・デザインがこのゴルフGTIを「実際に作成する」ことに。

なお、最近では「現実世界とは関わりのなかった、レンダリングアーティストと、実際のチューナーが手を組む」ケースも見られ、記憶に新しいのは昨年のSEMAショーに展示されたランボルギーニ・ウラカン。

これもまたKhyzyl Saleem氏が作成したレンダリングの外観を、アメリカ西海岸のショップ「B in for Build」がそのまま現実世界に再現したもの(タービン、エキゾーストパイプが露出しているところまで再現している)。

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おそらくは現実世界でのパーツが「マンネリ化」してきたことからこういった風潮が出てきたのだと思われますが、これはチューニング業界における新たな傾向でもありますね。

ちなみにプライオア・デザインはドイツには珍しく「過激な外観を演出する」チューナー。

ドイツのチューニングシーンでは「質実剛健」が好まれ、派手な外観があまり好まれないようですが、このプライオア・デザインはリバティーウォークばりのオーバーフェンダー、そして巨大なリアウイング等を多数リリースしています。

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Khyzyl Saleem版ゴルフGTIはこんなクルマ

そしてこちらがKhyzyl Saleemの考えたフォルクスワーゲン・ゴルフGTI。

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フロントスポイラー、前後ブリスターフェンダー、サイドウイング、リアウイングなどが取り付けられた「フルエアロ」状態ですが、グループB時代に製造されたプジョー205GTI、そしてルノー5ターボといったクルマたちを連想させます。

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ただ、これらラリー用マシンと今回のゴルフGTIとが異なるのは、「ゴルフGTIはラリーではなく、オンロードの走行のみを考慮している」であろうこと。

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そのために車高が低く、フロントやサイドには「地面すれずれ」のエアロパーツが見られます。

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そして、グループBのホモロゲーション取得のために作られた「元」FFハッチバックたちはエンジン搭載位置をミッドに移動させられていましたが、今回のゴルフGTIについては、リアシートが存在するところからして「フロントエンジンのまま」となっているようですね。

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リアバンパー下部は消失し、そこからはエキゾーストシステムやデフっぽいものも見え、そしてリアタイヤの太さを見るに「FR化」されているという想定なのかも。

ただし実際にJPパフォーマンスならびにプライオア・デザインがゴルフGTIをFR化する可能性は低く、「FFのまま」となるのかもしれません。

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現時点でこのゴルフGTIがいつ完成するのかは明かされていないものの、「K.S.キット」として市販化も検討されているようで、続報を楽しみに待ちたいところですね。

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