| 取り出したいものを、取り出したいときに、最小限の手間で取り出せる |
さて、スズキ・ジムニーを購入し、南アフリカ周遊の旅に出たユーチューバー、ローム・オーバーランディング(Roam Overlanding)氏。
およそ1年かけて南アフリカの山岳や砂漠、荒野や川を走破し、昨年末にようやく戻ってきた後、自分のジムニーの仕様や、旅に使用したツール類を公開しています。
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【動画】ジムニーを手に入れ、「自分や環境を変えたかった」と1年かけてアフリカを走破した男。旅を終えて新しい自分そしてジムニーを熱く語る
| ジムニーは完璧ではないが、自分の使い方に合わせて成長させることができる | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49886003017/in/d ...
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ジムニー唯一の課題は「収納スペースの少なさ」
同氏のジムニーは道なき道を走るために車高が上げられ、タイヤやサスペンションが交換されるほか、様々な補強が施されており、走行面に関する対策はバッチリ」。
一方ローム・オーバーランディング氏がもっとも困ったのは「ジムニーの積載性」。
厳密に言えば、旅に使用したジムニーは「ジムニーシエラ」となりますが、ボディ自体は軽自動車規格のジムニーと変わりはなく、よって「かなり狭い」ということになります。
そして同氏は問題を解決すべく様々なカスタムを施していて、それらについて今回の動画を用いて解説しているわけですね。
アップされた動画を見るに、まずは「第一弾」といったところのようで、今回紹介されるのはラゲッジスペース内の「レール」と「サイドの収納スペース」。
まずはレールからですが、ローム・オーバーランディング氏が重視したのは「取り出したいものを、すぐに取り出せる」。
つまり下の方に収納した荷物であっても、上のものをどかさずに取り出せるようにということで、たしかに状況によって、上の荷物を「降ろせない」こともありそう(ぬかるみの上など)。
その解決策が室内の「レール」であり、まずはレールを設置し、その上に棚を設けることで、最下段の収納物もスライドによって取り出せるということになります(重量物をここに収納し、重心の安定化を図ったとしても、重量物の取り出しが容易になる)。
完成すると、こんな感じで引き出し可能。
今回紹介されているのは一部のみなので、今後、別の動画にて詳細が述べられることになるのかもしれません。
リアサイドウインドウを改造した小物入れはナイスアイデア
そして面白いのがリアサイドウインドウを改造した収納スペース。
かんたんに言うと、リアサイドウインドウを取り外して開閉式のフタをつけ、そのフタを開けることで車外から荷物を取り出せるようにした、ということになります。
改造にあたってはまずリアサイドウインドウを取り外し。
小物入れを作って試着。
そして微調整を繰り返し、完成したのがこちら。
質感の高いマットブラックにペイントされ、ちゃんとロックも装着されています。
左側にはこんな感じで寝具に関するものを収納。
これだとリアハッチを開いてゴソゴソしなくてもよく、かなり時間を節約できそう。
右側には調理用具。
ひと休憩するときにも、必要なものをかんたんに取り出すことができそうですね。
似たような装備だと、新型ランドローバー・ディフェンダーに「アウターボックス」がオプション設定されていますが、なかなかに優れたアイデアであり、かつ高い実用性を持ったカスタムですね。
それでは動画を見てみよう
こちらがジムニーにレールとリアウインドウ「改」収納スペースを取り付ける動画。
こちらはローム・オーバーランディング氏が、南アフリカ走破のために用意した装備の数々。
VIA:Roam Overlanding