| ティグアンのフェイスリフトだけは失敗してはならない |
フォルクスワーゲンがフェイスリフト(マイナーチェンジ)版となる新型ティグアンを発表。
ティグアンはフォルクスワーゲンにとって「もっとも売れている」SUVでもあり、ゴルフ同様に”絶対に外してはならない”クルマだけに、今回のフェイスリフトについてもかなりな気合が入った内容となっています。
ここでその内容を見てみましょう。
新型ティグアンは最新のデザイン言語に統一
フォルクスワーゲンはゴルフをフルモデルチェンジさせ、つい最近だとアルテオンのフェイスリフトモデルを発表していますが、今回のティグアンについても同様のデザイン言語を採用してきたようにも感じます。
ヘッドライトとグリルとの関係性はアルテオンに近く、そしてゴルフ8にも採用される「連結デザイン」。
ヘッドライトとグリルとに連続性を持たせてワイド感を演出するというものですが、その効果はかなり大きいようにも思えます。
加えてグリルは下方へも押し出され、力強さも感じさせられるようですね。
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さらにはフロントのロワーグリルについても左右そして中央をつなげて「∞」風のデザインとすることでやはりワイド感、さらには視覚的安定感を演出しているように感じます。
リアだと最新のフォルクスワーゲンらしく、新しいVWの真下に「TIGUAN」のバッジが取り付けられることに。
サイドモールからそのままリアバンパーに繋がり、リアバンパーを一周するモール、その中に取り付けられたリフレクターは新型ティグアンでも健在。
ただしテールパイプについてはバンパー内にインテグレートされ、加えて形状が変更されることで洗練された雰囲気を演出しているようにも思えます。
ヘッドライトはLEDが標準化され、デイタイムランニングランプの発光グラフィックがこれまでの「1本」から「2本」に。
テールランプもフルLED化。
下の方へ折れてゆくグラフィックは変わらないまでも、これも今までの一本から「3本」に分割されたようですね。
日本だと現在、ティグアンのグレードは「TSIコンフォートライン」「TSIハイライン」「TSI 4MOTINコンフォートライン」「TSI 4MOTIONハイライン」そして「R-Line」とに分かれていますが、新型ティグアンについて、北米だと「S」「SE」「SE R-Line」「SEL R-Line」の4つ。
それぞれに装着されるホイールは17/18/19/20インチというわかりやすい構成を持っています。
新型ティグアンのインテリアはこうなっている
なお、外観以上に変化があったのが新型ティグアンのインテリア。
新デザインのステアリングホイール、新しいセンターコンソールとタッチスクリーンが与えられ、インフォテイメントシステムも「MIB3」へと進化しています。
さらには標準でデジタルメーターが装備されており、やはり「ライバルに絶対負けないだけの装備を与えてきた」のが新型ティグアンだと考えて良さそうですね(ベースグレードでは8インチ、上位グレードでは10インチ)。
インテリアカラーの選択肢はかなり多く、ベースグレードだとブラックもしくはストームグレー、しかし上位になるとさらに2色の選択肢が増える、とのこと。
そのほか「トラベルアシスト」なる、アダプティブクルーズコントロールを核とする運転支援システムも用意されている模様。
エンジンについては現行モデルからのキャリーオーバーとなり、2リッター4気筒(184HP)に始まって後々プラグインハイブリッド、待望の「R」も追加されるとみられています。