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マツダがCX-30に2.5リッターターボを導入との報道。ただし現段階では北米のみ、価格はNAの1.3倍

2020/08/22

| やはり北米ではパワー重視 |

マツダが北米市場にて、CX-30に2.5リッターターボを(11月生産分以降から)導入する、との報道。

これはMAZDA3ターボ同様の対応ということになりますが、2.5リッターターボエンジンはMAZDA6等に積まれるのと同じ230PS仕様で駆動方式は4WDのみ、そして外観だとブラックのホイールにブラックのドアミラー、そしてちょっと太めのテールパイプに「TURBO」バッジが取り付けられる、とされています。※オクタン価93で250PSとも。参考までに日本のハイオクはオクタン価96以上

なお、これらの変更は「MAZDA3ターボ」とよく似ており、今後はこれらの仕様がターボエンジン搭載モデルの”お決まり”になるのかもしれません。

その価格は自然吸気エンジン搭載モデル比で1.33倍

なお、現在北米にて販売されるCX-30について、北米のマツダ公式ページを見る限りだと全車2.5リッター(自然吸気/186PS仕様)。

北米だとロードスター(MX-5)も2リッターへと排気量アップされていますが、これは北米では「パワー」を求める傾向が強いためで、スバルもWRX STIでは同様の対応を行っていましたね(EJ20→EJ25)。

そして北米では「2.5リッターエンジン」であっても物足りないという声が多いのだと思われ、それが今回の2.5リッターターボへとつながったのだとも考えられます。

ただしその価格は安くはないようで、現在最も(北米で)安く買えるCX-30(AWDモデル)の価格である23,300ドルに対し、新しく設定されるCX-30ターボモデルは安くとも31,000ドル、そして現地での上位グレード「プレミアム」だと33,400ドル、「プレミアムプラス」だと35,000ドルにも達するとされ、これはかなりな上昇幅だと言えそうです。

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これが事実だとすれば、2.5リッター自然吸気モデルから2.5リッターターボへの価格上昇は1.33倍ということになるので、仮に日本で2.5リッターターボが導入されるとしても(日本だとベースモデルは2リッターNAなので)同じくらいか、これ以上は高価になるであろうということが推測できます。

日本ではむしろ「パワーダウン」「ダウンサイジング」

ただ、日本の場合は少々事情が異なり、というのも現在マツダは「高価格でハイパワー」なモデルを投入するよりも「排気量を下げて安価な」モデルを市場投入するという戦略を持っていて、かつCX-3の販売台数を見る限りではこれが”成功”。

よって、ここでマツダが逆方向の戦略を取るとは考えにくく、やはり日本への(CX-30ターボの)導入もないと考えたほうがいいのかもしれません。

参照:CarsDirect, MAZDA USA

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