| 販売は「改造車に理解のある方のみ」、「自分で分解整備ができないと維持は難しい」 |
さて、先日は「初代スズキ・ジムニーをラットロッドにカスタムしてみた」というレンダリングを紹介しましたが、ちょっとびっくりなのが、ジムニーのラットロッドが実在すること(しかもカーセンサーに掲載中)。
これは1980年モデルのジムニー(やはり初期型/SJ10))をベースとしており、フロントフードやフェンダーなし、タイヤはむき出しといった一台です。
え?これがジムニー?初代ジムニー(SJ10)をラットロッドにカスタムしたレンダリングが登場
まさかラットロッドが売っているとは思わなかった
上述の(ジムニー)ラットロッドのレンダリングを見た際、「日本にもラットロッドは売っているのか・・・あるわけないよな・・・」と思ってカーセンサーを見ていた時に見つけたのがこの一台であり、価格998,000円にて福岡県のジムニー専門店「ホープスター」にて販売中。
ベースは初代(第三期/SJ10)ジムニーで1980年式、走行距離は17万キロ。
フロントウインドウはなく、申し訳程度のスクリーンしかないというのがいかにもカスタムカー的というかラットロッド的ですが、全身サビサビの加工が施された中にマットブラックのパーツを使用するというセンスには唸らされます。
なお、これはホープスターのデモカーとして使用していたものを売りに出しているものだそうで、構造変更済みだと記載されています(にしても、フェンダー装着の必要はありそうだ)。
エンジンは2サイクルなので「現代のクルマとは全く違う」と記載されており、「改造に理解のある方のみへの販売」そして「自分で分解整備できる人でないと所有は難しい」とのこと(2サイクルのクルマってどんなんだろうな?運転したことがない)。
ラジエターやオイルキャッチタンク類は新しいものが(ワンオフで?)取り付けられているように見えますね。
ちなみに無償・有償にかかわらず「保証なし」。
かなり心惹かれるカスタムカーですが、さすがにこれを買う勇気はないな・・・。
ラットロッドとはなんぞや
なお、ラットロッドとはカスタムの方向性のうち一つですが、その語源には諸説あって、「ネズミが住んでいそうな、汚い」外観を持つカスタムだというのが有力。
ホットロッドが美しいペイントやメッキパーツでピカピカに仕上げる場合が多いのとは異なり、「ボロさ」を強調するのがラットロッドというわけですね。
なお、ホットロッドについてもその語源は諸説あり、様々な見解があるようです。
参照:カーセンサー