| ヘッドライトとウインドウ以外はすべて変更されることに |
さて、フェラーリが「10台目」となるワンオフモデル、「オモロガータ」を公開。
これは812スーパーファストをベースとし、「ヘッドライトとウインドウ以外」すべてを顧客の求めに応じて変更したもので、ボディカラーは「ロッソ・マグマ」そしてゴースト仕様のラインとナンバリングが入り、企画から完成までに要したのは2年だとアナウンスされています。
イメージはフェラーリのクラシックモデル
フロントグリルやヘッドライト内側のエアインテークはフェラーリのクラシックモデルを意識したものだと思われ、ボディサイドを含めてもけっこう「ツルっと」した印象。
オーダーしたのはヨーロッパの顧客(名前は明かされていない)であり、目指したのは「タイムレス、しかし未来的で現代的なデザイン」なのだそう。
ホイールはダークグレー、そしてタイヤにはレッドでレターとラインが入り、ブレーキキャリパーはシルバー。
リアはウインドウの代わりにボディ一体型のルーバーが与えられ、テールランプは左右2灯へと変更されることに。
ほぼ「直線やエッジ」を配した流麗なデザインを持っているようですね。
今回パワートレーンについては詳細が語られていませんが、おそらくは812スーパーファストと共通で、つまり6.5リッターV12エンジン(800PS)を持ち、0-100km/h加速2.9秒、最高速度340km/hというスペックを誇るものと思われます。
フェラーリ「オモロガータ」のインテリアはこうなっている
インテリアもまた特別仕様となっていますが、ブラックをベースにブルーのアクセントそしてブルーのシートが与えられています。
シルバーの部分は1950年〜1960年代のレーシングカーをイメージしたヴィンテージっぽい仕上げが採用。
フェラーリのワンオフモデルは1台3億円から
なお、フェラーリのワンオフモデルをオーダーできるのは一握りのVIP顧客のみだとされ、それでも納車までには5年かかる、とも。
過去には過去にはエリック・クラプトンに納車された「フェラーリ SP 12 EC」、平松潤一郎氏に納車された「SP 1」、アメリカ人オーナーへと納車された「SPアメリカ」、そして時々売りに出される「SP30」も。
最近だと、はじめてマットとグロスを1台のボディに同居させたSP3JC、
458スペーチアーレベースの458MMスペチアーレ、
F12tdfベースのSP275RWコンペティション、
F40をイメージしたというSP38デボラ、
開発にはフェラーリのワンオフ史上もっとも長い時間がかかったというP80/Cがリリースされています(ここまでで9台)。