| どうやらワンオフの「アートカー」となりそうだ |
さて、先日山本耀司との謎コラボレーションを発表したランボルギーニ。
これまでそのコラボレーションの内容が明かされておらず、シュプリームのようにアパレルラインでのコラボとなるのかと思われていたものの、今回ランボルギーニが自身の公式インスタグラム上にて「カスタムペイントされたアヴェンタドール」の画像と「Lamborghini and @yohjiyamamotoinc come together to create a masterpiece.」という文言を投稿しており、どうやらワンオフのアートカーとなる可能性が大。
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まさかの「ランボルギーニ×シュプリーム」!ランボらしいカラー採用、そしてファイティングブルがドドンと前面に
| ただしシュプリームロゴはかなり控えめ | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49749667741/in/dateposted-public/ ...
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ランボルギーニはこれまでにもアートカーをリリース
なお、ランボルギーニはアートカーに対して積極的で、これはフェラーリそしてマクラーレンとはやや異なる傾向。
そしてコラボレーションを行うアーティストはストリートカルチャー、ポップカルチャーとの関係性が深いアーティストが多く、アパレルにおける「シュプリーム」とのコラボからも分かる通り、比較的若い年齢層への訴求を狙っているのだと思われます。
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そして今回の山本耀司は人気ファッションブランド「ヨウジヤマモト」の主宰者かつデザイナーということになりますが、やはり”感度の高い若年層”に向けたコラボレーション企画ということにもなりそうですね。
珍しく「赤と黒」
山本耀司は”黒の衝撃”と称されるように「ブラック」を好んで用いるアヴァンギャルドなスタイルで知られますが、今回のコラボレーションにおいては黒がちょっと控えめ。
ちなみに以前公開されたティーザー画像はこんな感じで、「ベースは赤」という印象です。
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ランボルギーニと山本耀司とがコラボ発表!アンチメジャーな両者だけに相性の良い組み合わせ?
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そして今回インスタグラム上に公開された画像がこちら。
やはりレッドをベースとしており、先にドロップされたティーザーイメージと共通する印象を持っています(ただし日本語は入っていない)。
おそらくは山本耀司によるスペシャルペイントが施されたアヴェンタドールというのが「両者のコラボレーションの正体」ということになるのかもしれません。
山本耀司は知的な反逆者
なお、山本耀司は「知的な反逆者」と称されることがあり、それは暴力や過剰な主張によるものではなく、内に秘めたる静かな情熱、そして相手に「自ら疑問を感じさせる」ような問題提起を行うため。
強い主張をなされると反射的に身構えたり反発することもありますが、逆に「自分の中から疑問がわきあがってくる」とその問題に対して真剣に考えることにもなり、これは非常に面白い手法だとも考えられます。
そして別の特徴としては、「二重星」。
これは相反する要素をバランスさせたり意図的に盛り込んだりということですが、ダブル、そしてコントラストといったところも山本耀司の発するメッセージの一つであるようにも思えます。
それらを考えると、じき公開されるであろうアヴェンタドールのアートカーについても、同氏のメッセージを体現したものとなる可能性が高そうですね。
参照:Lamborghini