ランボルギーニが突如ヨウジ・ヤマモト(山本耀司 / Yohji Yamamoto)とのコラボレーションを発表。
「10月下旬になにかを発表」ということだけがアナウンスされており、公開されたのは「Yohji Yamamoto」のロゴと重ね合わせられたランボルギーニ・エンブレム、そして「ロマンスグレー」などの日本語が記された一枚のアート作品のみ。
アートカーが発表されるのか、それともアパレルコレクションが登場するのかはわかりませんが、期待とともに10月下旬まで待ちたいところです。
なお、こちらが今回公開されたアート作品。
「百発百中」「文明開化「カカ大笑」「ろまんすぐれー」といった文字が見えますね。
ランボルギーニはこれまでにも様々なブランドやアーティストとコラボ
なランボルギーニは積極的にコラボレーションを行うことでも知られており、これまでにも世界中のブランドやアーティストとのコラボレーションにてアートカーやアパレル等を展開。
バッグだとプリンチペやテクノモンスター、ピクアドロとのコラボが報じられ、グローブだとメローラやジゼル・レネ、スニーカーだとミズノとのコラボといった例も。
最近だとシュプリームとのコラボレーションが大きく報じられていますね。
ヨウジ・ヤマモトとランボルギーニとは相性が良い?
そして一方のヨウジ・ヤマモトもコラボレーションが多いブランドであり、かつては「ダーバン」とコラボしてスーツブランドの「A.A.R(アール)」、短期間ですが(たぶん三陽商会だったと思う)アンペアメアブル、現在だとアディダスとのジョイントにて「Y-3」も展開中。
加えてアパレル以外との協業も多く、最近だとウブロとのコラボも展開していますね。
ちなみにデザイナーとして、そして人としての山本耀司はいささか天の邪鬼なところ、そしてアンチメジャーなところがあり、かつて「男は、ちょっとだらしないくらいでちょうどいい」と語ったことも。
これはキメキメの欧州ファッション、隙のないスーツ姿に対するアンチテーゼとも受け取ることができますが、けっこうこの言葉に衝撃を受けたことも思い出されます。
ランボルギーニもまたフェラーリに対抗するという「反骨精神」によって誕生した(と言われている)ブランドであり、その意味ではランボルギーニとヨウジ・ヤマモトとのコラボレーションはけっこう相性がいいのかもしれませんね。
ちなみに、こういったコラボレーションについては、それによる製品の販売による利益獲得や既存オーナー向けサービスという側面よりも、(コラボレーションによって、これまでランボルギーニと接点がなかった)コラボレーション先のブランドが持つ顧客の目をランボルギーニに向けさせ、そしてランボルギーニとのコンタクトポイントをつくり、ブランドへの帰属意識を持たせたり、将来的に顧客化するというプロモーション的側面が強いのだろう、と考えています。
参照:Lamborghini