| ランボルギーニ特有の「シザースドア」ではなく「ガルウイング」 |
さて、海外では比較的活発なのがレプリカの製造や販売。
中には本物へのオマージュとも取れるものや、まんまコピー、そして受け狙い、もしくは違法に利益を得るためのものなど多種多様。
「オマージュ」として個人的に楽しむものだとポルシェ550スパイダーやコブラがよく知られるところですが、「販売目的」だとランボルギーニやフェラーリが圧倒的に多いようです。
今回のレプリカはランボルギーニ・レヴェントン
そして今回紹介するのは「ランボルギーニ・レヴェントン」のレプリカ。
レヴェントンは2007年に「20台のみ」という非常に少ない数だけが生産されたスーパーカーで、ステルス戦闘機に用いられるのと同じ塗料を用いたり、戦闘機風のメーターを採用したり、付属品も「ミリタリー風」だったりという特徴を持っています。
ランボルギーニがちょうど現在の「エクストリーム」路線へと転じた頃に発表されたモデルでもあり、エッジを多用したデザインを持っていますが、そのぶん「特徴的」な外観が与えられていて、現在でも多くのファンを持っています。
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ベースはクーペフィアット
そして今回のレプリカについて、そのベースは(ヘッドライトからわかるとおり)クーペフィアット。
ボディはおそらくFRPで、成形状態からするに「型」を用いて量産しているものと思われますが、見ての通り「未完成」。
FRP素材そのままで、エッジ部分の処理が完全にはなされていない状態です。
もちろん中身はクーペフィアットのままなので、エンジンは「2リッター4気筒」、しかもフロントにマウントしています。
それを考えると、このスタイリングはけっこう頑張ったのかも。
なおランボルギーニV12モデル特有の「シザースドア」は(デロリアンのような)ガルウイングへと置き換えられています。
リアのエンジンフードは「ルーバー」にて再現されており、リアバンパーとグリル付近は実際のレヴェントンとは異なるオリジナルデザインへ。
テールランプは汎用と思われる製品が埋め込まれています。
ボディは相当に「ワイド化」されているようですが、それにあわせてタイヤ/ホイールもかなり外に出されている模様。
なお、ノーマルのタイヤサイズだと貧相に見えるのか、タイヤ外径が拡大されているようにも見えますね。
現在このランボルギーニ・レヴェントンのレプリカはブルガリアにて(Facebookマーケットプレイスを通じて)販売されており、その価格は約130万円ほど。
日本だとこのクルマを合法に登録するのは難しそうですが、ボディサイズの変更等に寛大な国や地域であれば、一旦購入してみて、DIYにて各部を仕上げてゆくのもまた楽しい作業となるのかもしれません。
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参照:Motor1